2018年3月25日日曜日

BPM ビート・パー・ミニット (2017/仏)

監督:ロバン・カンピヨ
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート / アーノード・バロワ / アデル・エネル / アントワン・ライナルツ / フェリックス・マリトー / アリエル・ボランシュタイン / アロイーズ・ソバージュ / シモン・グエラ

ゲイやレズビアン、薬物常用者のエイズ患者に対する差別や対応の悪さに抗議運動をするコミュニティ、アクトアップ
そのメンバーでしばしば過激な行動をおこすショーンは、新たに参加したナタンと出会い…

ノリノリのBGMがどこか侘びしさを感じ、アクトアップの行動も、そしてショーンの愛も茶化すことなくまっすぐに描かれていた
病や活動の中で翻弄されながらも、ショーンとナタンの関係が強烈に生を主張して心に響く
活動メンバーの中でも摩擦があり、さらに病の進行も容赦ない、そんな中でのショーンの有り様がなんとも単純じゃなくて見応えがある
そしてなんと言っても彼を支えるナタンの存在が大きい
なんとなく作品を観て分かった風なことを言いたくもなるけど、個人的にはごちゃついた思考と感情に身をひたして、そこにあるだろう何かを模索するのが楽しく思える
余韻ありまくりなエンドロールに自分の内に深く潜れる一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:不思議と性的な場面もイヤな目線にならない



BPM ビート・パー・ミニット 予告

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