2018年3月4日日曜日

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア (20017/英・アイルランド)

監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル / ニコール・キッドマン / バリー・コーガン / ラフィー・キャシディ / サニー・スリッチ / アリシア・シルバーストーン / ビル・キャンプ

医師のスティーブンは妻と子供たちとともに幸せに暮らしていた
ある日、彼は知り合いの少年マーティンを家へ招き、家族に紹介するのだった

最初から最後までなんとも言えない不安感の空気に包まれ、過剰なまでに聴覚にストレスを与えてくる独特な作品でした
なにげない日常の中でも初潮トークやら脇毛トークの異質さに、いちいち気持ちが引っかかって恐怖心がふくらんでいく
徐々に締め付けてくるような恐怖描写もいいけど、肝である設定が見えてきてからが本番でしたね
主人公スティーブンの感情はもちろん、彼に対する家族それぞれのアピールが本当にやばい
もう色々と煮詰まってきたからのスティーブンの選んだ行動とか、観ていて先行きの暗さに精神が削られる
ただ視覚的なショッキングさを期待していると、けっこう淡々と話が展開して物足りないかもしれないし、主張の強すぎるBGMとか合わない人には本当に合わない空気感だと思う

個人的評価:80点
オススメ度:体調万全で鑑賞しないとキツイ



聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 予告

0 件のコメント: