2011年2月18日金曜日

ヤギと男と男と壁と (2009/米・英)

監督:グラント・ヘスロフ
出演:ジョージ・クルーニー / ユアン・マクレガー / ジェフ・ブリッジズ / ケヴィン・スペイシー / スティーブン・ラング / ロバート・パトリック / ワリード・ズエイター / スティーブン・ルート / グレン・モーシャワー / ニック・オファーマン / ティム・グリフィン / レベッカ・メイダー / ジェイコブ・ブラウン / トッド・ラ・トゥレット / ブラッド・グランバーグ




記者のビルが取材した男は自らを超能力スパイだったと名乗る
失恋の果て、イラクにいたビルはそこで超能力スパイのエースであるリンと出会い…

なんか最近、どうもこってこてのコメディ分が足りないな、ってことで鑑賞
名だたる渋い俳優さんたちが大まじめな演技でバカなことをやる渋いトーンのハチャメチャコメディですね
やってることも言ってることもバカ丸だしなんですが、それを真剣にやってる姿を見て楽しもうという内容

彼女を職場の上司に寝取られた記者が、傷心状態のヤケでいまだ戦争中のイラクに乗り込んでジャーナリストとして一発あててやろうと意気込む
で、そんなイラクでかつて取材した自称超能力スパイから聞いていていた、凄腕超能力者のリンと出会い、取材対象として行動をともにする、という展開
まあ、なんというかなにからつっこんでいいやら、って感じでボケにボケを重ねてくる流れの中で、しかも本人はいたってまじめな上に主人公の記者もツッコミ役というより、ボケにまじめに対応するからおもしろい
ツッコミ役は観てる側の人に任せるということなんだろうけど、ボケまたボケの重ねっぷりにもうどうでもよくなってきます

ジェダイ戦士、新地球軍、遠隔視、ヤギ実験、スーパー兵士、そんなことを真剣に語るリンことジョージの姿が素敵すぎてまぶしすぎて、マジキラキラ眼力
話の展開も「なんでもありかよ」みたいな統一感のない行きあたりばったりな流れで、それが逆に楽しくてしかたない
「ようするになんなんだよ」というツッコミをいれざるえないが、それがいい

でも楽しいのは終盤までで、なんかラストをまとめようと物語が動き出した途端につまらなくなります
リンがはっちゃけなくなってからが特にアレで、ホントにそれまでの勢いがみじんもなくなるから困る
なんというか、いい話にしようか、ぶっとんだハチャメチャ路線で逃げきるか、作品のラストの方向性がかなり中途半端でどっちつかず

終わりよければすべてよし、なら逆だったら微妙さが漂ってしまい、それまでのおもしろかったことすべてが微妙に思えてしまう・・・そんなちょっと残念な一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:ちょっと隣の部屋にいってくる




ヤギと男と男と壁と 予告



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