2011年2月3日木曜日

GANTZ (2011/日)

監督:佐藤信介
出演:二宮和也 / 松山ケンイチ / 吉高由里子 / 本郷奏多 / 夏菜 / 綾野剛 / 水沢奈子 / 千阪健介 / 白石隼也 / 伊藤歩 / 田口トモロヲ / 山田孝之 / 落合扶樹 / 土平ドンペイ / 若葉竜也







駅のホームで偶然に幼なじみの加藤と出会った玄野
そこで線路に落ちた人を助ける加藤の道連れに死んだと確信した玄野だが、次の瞬間には見知らぬアパートの一室にいたのだった

原作は途中まで読んだけど、なんとなくついていけなくなってやめた派
でもとりあえず知ってる作品が映画化されれば、ここはにわかファンとして観るしかないってわけで鑑賞したわけですね
まあ、最初から分かりきってはいるんですが、前編ってことで完全に未完の状態でつづく的なしめになってるわけで
個人的にはあまり好きじゃない作品分割商法

原作と比べてうんぬんなんて野暮は言ってもしかたないんで、ここでは書きませんが、全体的に話のテンポはいいしアクションシーンが主体になってるので退屈することはないと思いますね
勘違いヒーロー気質な玄野くんと、正統派ヒーロー気質の加藤くん、ふたりとその他の仲間が突如として課せられた星人狩りに戸惑いながらもバラバラのチームワークで挑む、という内容

日常シーンは端的に描き、最低限の人物描写のみにして足早に対星人戦闘を描いてます
テンポはひじょうにいいですが、やはりドラマ性がかなり薄くなり、各キャラが「こいつはこういう奴です」という最低限の記号的な描かれ方しかしてない感じは強い
そのことがウリであるアクションパートの特に後半に響いてきて、どんどん作品自体が上滑りはじめます
最後にはびっくりするくらいに中身のない印象が強くなって、ホントに上っ面の形だけの状態になってしまってる気がします

特に「好きです」のシーンとか、個人的に唐突すぎて失笑ものでした
だからといってすっごいつまらない映画、というわけでもなく、ホントにパッと見だけはよくできてるんですね
うまく組み上げられた表面的には悪くないはりぼて映画というか、そんな感じ
けっこう急ぎ足で話を展開してるせい、なのかな

とりあえず前編ってことで、わりと後編に対する期待値が上がる運びにはなっていて、しかもつづきは3ヶ月後には観られるらしいんで、ちょっと気にならざるえない

個人的評価:60点
オススメ度:アイドル映画




GANTZ 予告

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