2011年4月28日木曜日

13F (1999/独・米)

監督:ジョゼフ・ラスナック
出演:クレイグ・ビアーコ / アルミン・ミューラー・シュタール / グレッチェン・モル / ヴィンセント・ドノフリオ / デニス・ヘイズバート / スティーヴン・シューブ / ジェレミー・ロバーツ / リーフ・ハットン / レオン・リッピー / アリソン・ローマン






仮想空間の研究をしているフラーは、ある日、重大な発見をして部下のダグラスに知らせようとする
しかし、フラーは何者かによって殺害されてしまい、ダグラスに嫌疑がかかるのだった

とりあえず「なんか古くさいネタの映画だなあ」という印象が強いですね
仮想現実ネタSF映画の全盛期にやればもっとウケがよかったろうけど、さすがに今このての話を作ってもなあ、って感じ
たぶん今まで観たことはないんだろうけど、感覚的になんともいえない既視感をおぼえます
昔、「JM」で海外のSF小説に興味をもってにわか根性から数冊だけ読んだ記憶があるんですが、その当時に読んだ内容の感じに似てますね

仮想現実の実験をしている中、プロジェクトの中心人物のひとりが殺されてしまう
で、状況的にあきらかに殺したのは主人公のダグラスだし、自分でもおぼえはないけど「俺がやったのか?」とちょっと自信がもてない
そこに仮想現実世界がからんできて、この事件は何かの罠なのか、ダグラスの知らないところでなにかが起こってるのか、って感じで話が進みます
手がかりはフラーが生前に仮想現実世界に残してきた手紙で、それを追ううちに真相が見えてくる、と
絵的に華はないけど、けっこう堅実に作ってあってつまらない作品というわけではない
面白味はないけど面白くないわけじゃない、そんな映画

わりとあっさり真相を暴露しちゃうし、登場人物の苦悩もなんか軽く見えちゃうくらい淡泊な演出
作品の作り方もみょうに古くさい
よくいえば昔ながらの雰囲気をもった映画ですね
しょうじき大物スター俳優を主人公にして、エフェクト系に金をかければ立派な大作SFになるような気がしないでもない
ホントに佳作って言葉がよく似合う一本でした

個人的評価:65点
オススメ度:普通




13F 予告



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