2011年4月1日金曜日

デート&ナイト (2010/米)

監督:ショーン・レヴィ
出演:スティーヴ・カレル / ティナ・フェイ / マーク・ウォールバーグ / タラジ・P・ヘンソン / コモン / ジミ・シンプソン / ウィリアム・フィクトナー / レイトン・ミースター / J・B・スムーヴ / クリステン・ウィグ / マーク・ラファロ / ジェームズ・フランコ / ミラ・クニス







やや生活にまんねりを感じてきていたフォスター夫妻
ある日、そんな日常を変えようとちょっとしゃれたデートをしようとするのだが…

誰もがつっこまずにいられない、あの「ナイト&デイ」に便乗した邦題
そんな便乗邦題商法の便乗した側の作品っていうと、まあ、内容は推して知るべしなうんこ映画なわけです
が、この作品はそんな便乗邦題にするにはもったいないくらい普通におもしろい
ヤバイくらいすごいおもしろい、というほどではないけどホントに「普通におもしろい」という感じがよく合う内容でしたね

奮発して高級レストランでディナーデートしようとするけど予約でいっぱいっていうんで、ちょっとしたイタズラ心から他人の予約席になりすまして座ってしまう
だけど、その席につく予定だった本当の人はあるトラブルをおこしており、主人公のフォスター夫妻はそのトラブルをおこした人物と間違われて命を狙われることに
ありきたりな筋書き、そしてよくある感じのストーリー展開なんですが、とにかくテンポがいい
むしろちょっと流れが速すぎるくらいテンポがよすぎる
こういう作品だとひとりが攻撃的な性格で、ひとりが保守的な性格というボケとツッコミみたいな立場のコンビが主流なんですが、この主人公はふたりともアグレッシブすぎる
ボケとボケが交互にボケをかましていくコメディな感じで、ツッコミは観てる側に完全にゆだねられます

とにかくスピーディな展開とライトでコミカルな描写がおもしろく、通常は「どうせ~なんだろ」と笑いの先読みで冷めた感じになるコメディパートでも、先読みさせる暇を与えずに駆け抜けていきます
ひとつひとつの笑いのポイントはベッタベタなんですが、あまりにテンポが早いがゆえに冷めた感覚にならないのは助かります
しかしテンポよすぎることで全体的に軽いような感覚がぬぐいされなくて、観終わったあとにまったく印象に残らない作風なのも事実
笑いのインスタント製造器みたいな印象がある作品ですね

夫婦のかけあいがホントにおもしろくて、ここまでお似合いのふたりを観てるだけで満足しますし、変にダークな流れにならないでライトなまま突っ走って終わる雰囲気もいい感じ
たまたまテレビでやってるのをチラ見してたと思ったら、なんか結局は最後まで観ちゃった的な楽しさのある小粒ながらあなどれない一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:突っ込み棒にときめかざるえない




デート&ナイト 予告



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