2011年8月28日日曜日

大鹿村騒動記 (2011/日)

監督:阪本順治
出演:原田芳雄 / 大楠道代 / 岸部一徳 / 松たか子 / 佐藤浩市 / 冨浦智嗣 / 瑛太 / 石橋蓮司 / 小野武彦 / 小倉一郎 / でんでん / 加藤虎ノ介 / 三國連太郎







長野県大鹿村、村の行事である大鹿歌舞伎の稽古にいそしむ風祭善
そんな善のもとに18年前に男と出て行った妻がふたりそろって現れ…

なんというか懐かしい感じのコメディですね
昭和の時代によくあったような、どろどろしすぎないライトなコメディに似てます
しょうじき原田芳雄さんのことがなければシリーズ化して正月映画で毎年やってくれてもいい作品だったかも
けっこう豪華な出演陣だし、画的に地味っちゃあ地味だけど安心して観ていられる安定感はかなりのものでした

鹿肉料理屋をやってる善のところに一見チャラい若者が住み込みで働きにくるところからはじまり、18年前に出て行った妻と逢引きあいての親友だった男が村に戻ってくる
男は善に妻を返すためにきたというが、実はその妻は認知症になっていて…という感じ
こういうあらすじだと逢引き相手となんやかんやの確執だったり、妻を交えてのどっろどろな愛憎劇がアレしそうな感じですが、そこら辺はおもいきってライトに仕上げてあるのがいい
そりゃ一悶着はありますが、子供っぽいさっぱりとした善の性格がかなり良い味だしてます

出てくるキャラもみんな個性的で、じゃっかん人物の背景の描写が浅いところもあるけど、最低限の人物像をさりげなく分かりやすく描いてる努力はみえますね
基本的に口は悪くてもみんないい人で、観ていて不快になることはありません
笑い所、シリアスな所、描きたい所がホントに明瞭で分かりやすく、それでいて作品的にふわふわしてない安定感があるのでホントに肩の力を抜いて作品の流れに身を任せているのが気持ちいい

あえて難があるとすれば見せ場である歌舞伎のシーンが無駄に長い点
さすがにもっと簡潔にまとめてくれないとだれます
「え?まだ歌舞伎つづくの?」と思わざるえない
全体的に観て大作、名作といった類の作品ではないけれど、定期的にこういった安定感のある箸休めっぽい映画も必要かな、と思った一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:子鹿の鳴き声と一徳のわりといい体





大鹿村騒動記 予告

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