2012年2月19日日曜日

ファンハウス 惨劇の館 (1981/米)

監督:トビー・フーパー
出演:エリザベス・ベリッジ / クーパー・ハッカビー / マイルズ・チャピン / ラルゴ・ウッドラフ / シルヴィア・マイルズ / ウィリアム・フィンリー / ケビン・コンウェイ








友人たちとカーニバルにやってきたエイミー
遊び心でお化け屋敷に隠れて一晩すごそうということになり…

昔ながらのザ・ホラーといった映画ですね
得体の「よく知れた」ヤツが引き起こす惨劇を描いており、よく分からん化け物や狂信的な殺人鬼があれこれするインスタントホラーとはちょっと毛色のちがう感じ
じゃっかん、ホントにじゃっかん賢げな作りな気がしないでもない
まあ、たぶん気のせいかもしれないけど
それでも個人的にはけっこう好きな演出があったので楽しめましたね

とにかく昔ながらってだけあって本編の惨劇がはじまるまでが無駄に長い
しかもどういった系統のホラーなのか、なかなかその全容がみえてきません
殺人鬼もの?ゴーストもの?フリークスもの?とあまり深い期待をせずにだらだらと観るのを推奨って感じで
手っ取り早くホラー分を摂取したいひとにはむかないかもしれませんね
しばらくバカな若者たちのバカなカーニバルっぷりにゆるりと付き合いましょう

で、いよいよ本編の惨劇が開始されると、殺す側のキャラが個人的に素敵に感じられてよかった
なんというか「しょうがねえ、ぶっ殺すしかねえか」的な粗暴なキャラかと思ったら変に凝ったトラップや死の演出をしてみたり、そうか思えば堂々と姿を現して直接的に攻撃してきたり、どう考えても「映画的に盛り上げようとしてる演出」を優先したがゆえのキャラの性格の崩壊が楽しいです
はい、まさにB級好きにはたまらないナイス素敵ポイントですね

あとは家族のつながりとかラストの女のカラクリの描写とか「へえ、それなりに考えて作ってるんだなあ」と思えるところが個人的にお気に入り
とにもかくにもどこかで観たような懐かしいホラーとかたまに観てみるのもいいもんです
けっしてこわくはないけどね

個人的評価:70点
オススメ度:弟君をはじめとする意味深キャラのナイス使い捨てっぷり




ファンハウス 惨劇の館 予告


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