2012年2月3日金曜日

柔道龍虎房 (2004/香港)

監督:ジョニー・トー
出演:ルイス・クー / アーロン・クォック / チェリー・イン / レオン・カーフェイ / ジョーダン・チェン / ラム・シュー / カリーナ・ラウ








誰彼かまわず柔道の試合を申し込むトニー
とあるバーでシト・ボウという自堕落な男に試合を挑むが…

なんというか色々と想像してたのと違う内容で、なかなか「こういう内容なのか」と作品自体をつかむにも時間がかかりましたね
とりあえずカンフーナイズされたインチキ柔道でばったばったとなぎ倒す頭からっぽアクションじゃないのは確か
あと、普通に観始めたらトニーが主人公と認識するだろうけど、なんか途中から違和感がしてきて真主人公はボウさんだったという流れに
これはホントに飲み込みづらい喉に引っかかるものの多い映画ですね

トニーがあるバーでぐでんぐでんのボウに柔道の試合を申し込むけど断られる
後日、ボウのところにバーで歌うボーカル志望の女の子がやってきて、ついでにトニーもサックスを吹きながら登場する
ボウはとりあえず二人を連れてゲームセンターに向かう
はい、この嘘いつわりない序盤のあらすじを読んでこの作品をすんなり受け入れられる人を私は尊敬せざるえない
さらに言うならいきなり冒頭から怪しい日本詞のドラマ版「姿三四郎」のテーマ曲(ド演歌調)が流れます
これだけで敷居が高い作品だと分かるんじゃないでしょうか

そして肝心の内容ですが、これがまたボウ、トニー&ヒロインの織りなす二昔くらい前の青春ストーリーなんですよ
懐かしいというより観ててこっぱずかしくなる系の青春ドラマ
ようするに柔道や日々の生活に対してやる気がなくて自堕落になってるボウが、トニーたちと関わるうちに立ち直っていくみたいな話ですね
そんな内容だけならまだいいんですが、全体的にノリが軽いクセに作品の根底部分では重いものを抱えてるアンバランスさというクセがある
さらに乱闘シーンのバックでは知的障害をもつ男が前傾姿勢で冒頭のド演歌を歌い、またちょっと荘厳な曲が流れるシーンで画面内では敵も味方も一心不乱に金を拾う…

どうでもいい所に力を入れつつ、重要な部分についての説明はあまりないのでちゃんと観てないと理解できない
このなんともクセの強いノリにマッチする感性を持つ人ならかなりおもしろいと感じる一本かもしれません
個人的には、ちょっと…ね

個人的評価:40点
オススメ度:ヒロインがビッチすぎる




柔道龍虎房 予告



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