2012年2月17日金曜日

塔の上のラプンツェル (2010/米)

監督:ネイサン・グレノ / バイロン・ハワード
出演:マンディ・ムーア / ザカリー・レヴィ / ドナ・マーフィ / ロン・パールマン / M・C・ゲイニー / ジェフリー・タンバー / ブラッド・ギャレット / ポール・F・トンプキンス / リチャード・キール / デラニー・ローズ・スタイン







赤ん坊の頃に城から悪女に誘拐され母親と信じ込まされ、人知れぬ森の奥の塔で育った少女ラプンツェル
18歳の誕生日を前に彼女の住む塔に盗賊の男フリンが紛れ込んできて…

観る前は塔を中心にしたボーイ・ミーツ・ガールものと思ってました
けどいざ始まってみるとアドベンチャーの要素あり、アクションの要素あり、ミュージカルの要素あり、コメディの要素あり、ロマンスの要素ありな冒険活劇作品でしたね
崖の上のなんたら的な感じの邦題の付け方か知らんけど、もっと活劇要素のにじみでる感じのタイトルにした方が良かったんじゃなかろうか
内容はおもしろいのに全体的に地味に感じさせる作品イメージがしますね

ストーリーをかなり乱暴な言い方で書くと「世間知らずなお姫様が身分違いのワイルドガイに外の世界に連れ出されてハッピー&ロマンス」…という感じのかなりよくある王道展開
ちょっとヒロインのラプンツェルさんの見た目がバタ臭い気がしないでもないですが、画面せましと動き回る姿は見てるだけで楽しいですね
個人的には相棒(?)の盗賊フリンのキャラが良い味だしててよかった…というように全体的にキャラクターの魅力があふれてるのがこの作品の見どころ
他にも馬のマックスという影の主役の存在も大きい

本当にいろんな要素もりだくさんであふれかえってる作品なんですが、先を読む必要もないくらい安心して観ていられる王道っぷりゆえにインパクトは薄い
おいしいと分かってるいつも食べてるものを食べる感覚というか、ようするに新鮮味はないんですよね
鑑賞後に残るものはビックリするくらいなにもないけど、それでも観てる間は確実におもしろいのは確か
そういう意味ではもっとドキドキハラハラな刺激的な何かしらの「引っかかり」があれば完璧だったのにな、と思えるような気がしないでもない

とりあえず子供から大人までオールマイティに楽しめるだろう平均的におもしろい一本でした
個人的にはもっとミュージカル要素が多くてもよかったかな

個人的評価:75点
オススメ度:フリンは盗賊、という前科を無視しちゃダメじゃないのか?知らんけど



塔の上のラプンツェル 予告


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