2012年10月4日木曜日

バイオレンス・レイク (2008/英)

監督:ジェームズ・ワトキンス
出演:ケリー・ライリー / ミヒャエル・ファスベンダー / タラ・エリス / ジャック・オコネル / フィン・アトキンス / ジャメイン・ハンター / トーマス・ターグース / ジェームズ・バローズ / トーマス・ギル / ロレイン・ブルース / ショーン・ドゥーリー / ジェームズ・ガンディー


男女ふたりの恋人同士が美しい湖にキャンプに訪れる
しかし、地元の悪ガキたちに関わったがために嫌がらせが加速していき…

今のところ個人的に今まで観てきた映画の中で一番イヤな気分になったわ
性格的な問題かもしれませんが、ダメだ、こういうの
本当に悪意の塊を映像化したような作品で、嫌がらせを受ける主人公とともに観てるこっちもストレスがたまってくる
まあ、そういうのを狙った映画なんだろうし、そういう意味ではじゅうぶんに堪能した…のか?

美しい湖に遊びにきたカップル
しかし地元の悪ガキどもの傍若無人っぷりに、最初はスルーしてたけどいよいよキレてちょっかいをだしてしまう
それを機に悪ガキどもの度を超えた悪戯にさいなまれることに…っていう展開
悪ガキどももそこまで幼くなくて、子供っぽい感じなリアルク○ガキという感じはないけど、それでも少年たちに理不尽な仕打ちを受ける大人という構図はイライラ度高し

グロさは思ったほどじゃないけど精神的にヤバイ
個人的にガチで気分が観ててどんどん沈んでいきましたね
ラストも含め、予想できないような驚きの展開ってわけじゃないんだけど、ずっと「うわあ…」と陰鬱な気分から抜け出せません
まあ、こういう感じ方はホントに個人差があるだろうから、そんな言うほどじゃねえしって人にとっては最後まで観ても物足りないかも

ひとつ気になったのが少年たちのリーダーのバックボーン
犬うんぬんのことでうちに抱えた何かしらの痛烈なトラウマがあるように匂わしてるのに、けっきょくその辺りが描かれずに終わってしまう
その行動は衝動的なもの、という説明もできるだろうけど、劇中でずっと薄れることのなく持続する負のテンションの源としては「衝動的」って理由は弱いかなあ
過去の、または現行の凄惨な体験ゆえの…っていうセオリーのをあえて無視したのかなあ

そんなわけで個人的な気分はおいておいて、スリラー作品としてはそこそこの緊張感と恐怖感があってよくできてる一本でした
ぜひ三池監督あたりに日本版リメイクしてほしい

個人的評価:75点
オススメ度:残酷で悪いヤツほど安全圏に落ち着く…




バイオレンス・レイク 予告



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