2013年4月15日月曜日

ライジング・ドラゴン (2012/香港)

監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン / クォン・サンウ / ジャン・ランシン / ヤオ・シントン / リャオ・ファン / ローラ・ワイスベッカー / アラー・サフィ / オリヴァー・プラット / ケニー・G / ヴィンセント・ツェ / チェン・ボーリン / ケン・ロー / ジョアン・リン / ダニエル・ウー / スー・チー

凄腕トレジャーハンターのJC
彼の率いるチームに十二支頭像の奪還依頼がくる

僕らのジャッキー最後のアクション大作・・・って、ちょっとショッキングですわあ
最後の、って部分もそうですが、それ以上にこの映画を「アクション大作」とか言っちゃう日本のコピーは頭おかしいと言わざるえない
でもなんかこの映画に僕らのジャッキーも満足してるような口振りだし、うーん、なんだかなあ・・・
アクションシーンは確かにすごいし、いわゆるジャッキーアクションも健在・・・なんだけど、それ以外の部分があまりに幼稚すぎやしないかい
デキの悪い子供向けアドベンチャー作品に薄っぺらいストーリーとどん引きギャグを付け加えた、どうにもこうにも残念すぎて見るに耐えない内容でしたね

いかにも悪者なボスの率いる組織から依頼を受け、JCたちは世界に散らばる十二支頭像という像を基本的に持ち主から盗み出す
この主人公、トレジャーハンターと言えば聞こえはいいけど、ぶっちゃけ金でなんでも盗みだす窃盗団だわな
特に悪に荷担するやむを得ない事情もなく、なにかしらの信念があるわけでもない、ホントに金で動く悪側のトレジャーハンターなんですよね
で、そんな主人公たちが「元は遙か昔に中国から奪われたモノなんだから、盗んでもOK」という理屈をガチで通して、おもしろハイテク機器を駆使し泥棒しまくる、と

僕らのジャッキーが冷静に考えて普通に悪者側の人間ってのも違和感あるけど、それ以上にコントにしか見えないコメディパートが心底ヒドイ、いやヒドすぎる
日本語を交えて襲ってくる島の盗賊たちとか、そんなシーン必要か?と
普通に金持ちフランス人が雇った傭兵みたいのとガチアクションすればいいんじゃねえの
マジであの島での展開はこのヒドイ作品の中でも群を抜いてヒドイ

ストーリーも「その場で考えてるの?」ってくらい行き当たりばったりで稚拙で分かりづらい
家族愛みたいな要素も入れてるけど、ほんっとうにどうでもいい
序盤のダサカッコイイアクションとか、クライマックスからのジャッキーアクションっぷりは楽しいし、特にカメラアクションが個人的におもしろいんだけどなあ
ジャッキー映画のダメな意味でのコミカルさが濃くですぎてて、そっちの悪い印象ばかり目立つ

僕らのジャッキーが子孫に「これがジャッキー・チェンだ」とか言ってほしくないよ
いや、まあ、清濁あわせてって意味なら間違ってないけど、もっとビシっと良いモノを作って胸を張って終わってほしい、そう思わざるえない一本でした

個人的評価:40点
オススメ度:12個そろっても何が起きるわけじゃないのね



ライジング・ドラゴン 予告

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