2013年10月13日日曜日

レッド・ドーン (2012/米)

監督:ダン・ブラッドリー
出演:クリス・ヘムズワース / ジョシュ・ペック / ジョシュ・ハッチャーソン / エイドリアン・パリッキ / イザベル・ルーカス / コナー・クルーズ / エドウィン・ホッジ / ブレット・カレン / アリッサ・ディアス / ジュリアン・アルカラス / ジェフリー・ディーン・モーガン

突如として侵略してきた北朝鮮軍に占領されてしまうアメリカ
ジェドとマットの若い兄弟は難を逃れた若者たちをまとめ、街を取り戻すための抵抗勢力を組織する

しょうじき観る前までは話題性にしても設定にしても、かなりしょぼい映画なんだろうなと思ってました
まあ、実際にしょぼいんですが、思ってたより悪くないというのが個人的な印象
特に終盤の展開はけっこう好みで、なんというかもうちょい全体的に丁寧に作ればもっともっと光る作品になったんじゃないかな
とりあえず北朝鮮がアメリカの都市を占拠、という設定の時点で「は?」って感じですよね
あ、あと、そんなとんでも設定なクセにバカ映画ってわけじゃなく、シリアス路線で勝負してるのは驚きでした

北朝鮮兵が空から降ってきて街を占拠した
逃げ延びた若者たちは抵抗組織を作って味方と物資を集め、地の利をいかして北朝鮮兵に戦いを挑む
という導入部分がかなり無理があって、「ああ、なんかひどい映画はじまったわ」と感じずにいられない
これがコメディ要素の強いバカ映画ならいいけど、大まじめにやってるから「うーん・・?」となってしまいます
それでもアクションシーンはそこそこだし、戦闘やらストーリーの展開もそこそこなのでギリギリ退屈はしない

そんな全体的に悪い部分ばかり目に付くからかもしれませんが、個人的にクライマックスからの展開がおもしろく感じましたね
ラスボスとの決着の付け方、そこからの兄弟の絆の描写、ラストへ向けての成長、そんな終盤だけ切り取ってみると個人的にけっこう楽しめた
それだけにもっと味方と敵のキャラに魅力があれば、ロシアの特殊部隊とか戦いの部分に厚みがあれば、そもそも北朝鮮はねえだろ、というところがちゃんとしてればなあ
ま、そんな点をしっかりやってたら別作品になってるかもしれないけど

若者たちの反骨精神と友情、戦いの冷酷さ、人間としての成長ドラマの部分をもっと丁寧に描いていればけっこう個人的に好みな作品になってたかもしれません
もしくは主役と敵役にアクションものの大スターを起用すれば、それなりな見栄えになってたかもね

個人的評価:75点
オススメ度:観る前から分かる「俺たちの戦いは~」臭




レッド・ドーン 予告

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