2013年10月7日月曜日

ランナウェイ 逃亡者 (2012/米)

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ロバート・レッドフォード / シャイア・ラブーフ / ジュリー・クリスティ / サム・エリオット / ジャッキー・エヴァンコ / ブレンダン・グリーソン / テレンス・ハワード / リチャード・ジェンキンズ / アナ・ケンドリック / ブリット・マーリング / スタンリー・トゥッチ / ニック・ノルティ / クリス・クーパー / スーザン・サランドン

妻を亡くし小さな娘と暮らす弁護士のジム
そんな彼のもとに30年前にアメリカを騒がした過激派一味のひとりが逮捕された件で、新聞記者のベンがやってきて・・・

しかし「ランナウェイ 逃亡者」という邦題はあんまりにもかわいそうなタイトルですよね
おまえはアレか、90年代映画か、とツッコミを入れたくなるわな
内容がそんな感じで、90年代のサスペンスアクションになるように狙ったものなら生きてきますが、実際の作品内容はちょっと違いますからね
いや、まあ、最初こそ「おいおい、マジで90年代サスペンスアクションなノリな古くっさい映画か?」とも思ったけど、ちゃんと最後まで観ればそうじゃないと分かるはずです

30年前にアメリカをテロの恐怖で騒がせた過激派グループ”ウェザーマン”
そのひとりで銀行を襲って守衛を殺害したグループのひとりがFBIにより逮捕される
そんな彼女とつながりのあった男から主人公のジムは弁護の依頼を受けるがこれを拒否
一方、地方紙の記者であるベンはこの逮捕劇の真相を追ううちに、ジムの過去を探り当て・・・
という展開からFBIの追っ手から逃げながらのジムの行動と、ジムの過去からその関係者や隠された真実に触れつつ彼を追う記者ベンの物語ですね

図式としてはけっこう分かりやすくて、過去に自分たちの主義に反して無関係な銀行の守衛を死にいたらしめてしまった一味、そしてそれを掘り起こしつつ記者として真実を追い求める男、っていう感じ
ともに自分たちの正義のもとに行動してるんだけど、意識的にも無意識的にも無関係な人間をなんたら~みたいなのを描いてます
けど、そっちは裏テーマみたいなもので、力を入れて描いてるものは単純に「おじいちゃん目線の家族愛」という部分ですね

あくまで「おじいちゃん目線」っていう印象が強く、父親目線みたいな縦に深いだけじゃなくて、横に広い愛があらわれてるかな、と
テーマ的なものじゃなく、映画としてあらわすならサスペンスアクションのアクション部分をそぎ落として、そこにドラマ性をあてはめた・・・と言っても分かりづらいですよね
うーん、自分の表現力の乏しさが憎らしいわあ

ただ、マジで、ホントに、半端じゃないくらい地味
しんみりともジーンともくるようなドラマでもないし、言いたいことは分かるけど、もうちょっとエンターテインメントな感動要素を追い求めてもよかったんじゃなかろうか、と個人的に思いました

個人的評価:75点
オススメ度:12歳の子供がいる父親役にロバートさんはさすがに無理が・・・




ランナウェイ 逃亡者 予告

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