2013年10月14日月曜日

陽だまりの彼女 (2013/日)

監督:三木孝浩
出演:松本潤 / 上野樹里 / 玉山鉄二 / 大倉孝二 / 谷村美月 / 菅田将暉 / 夏木マリ / 北村匠海 / 葵わかな / 小藪千豊 / 西田尚美 / とよた真帆 / 木内みどり / 塩見三省

鉄道会社関連の広告業界で働く浩介
ある日、彼はクライアントの会社で働く昔なじみの女性、真緒と再会し・・・

単なるシャレオツな若者向け恋愛映画じゃない、というような作品の裏になんか秘密がある感じが予告から伝わってきたので鑑賞
しょうじきこういう感じのロマンスものは一番の苦手分野なんですが、はたしてやっぱり肌に合いませんでした
確かに「ほほう」となる単なる恋愛映画じゃないんだけど、その普通じゃない部分さえ肌に合わないとあっては楽しめようがない
というのはあくまで個人的な受け方で、好きな人にとってはたまらなくロマンチックで素敵で笑えて泣ける映画だってのも頭では理解できます

主人公の浩介が取引先の会社で出会った女性、真緒は彼が中学生の時の特別な人だった
最初の出会いからはじめこそぎくしゃくしてたものの、徐々にふたりは距離を縮めていき・・・
という展開の中で中学時代の描写が要所要所でさしこまれ、主人公ふたりの恋愛ドラマを描いていく、という典型的な作り
会社の同僚やら上司、主人公たち以外のキャラがかなりコミカルに描かれていて、なんとなくマンガをそのまま映像化したかのようなリアル路線とはちょっと違う演出がロマンス作品に慣れてない自分でも楽しめました

だけど、どうにも楽しめたのはそんなコミカルなシーンだけで、あとはちょっと・・・
物語の核となる部分もけっこう序盤から「ああ、そういうことね」と分かるし、伏線も深読みしなくても察せるくらい分かりやすくちりばめられてます
ここら辺も人によるでしょうが、個人的にはもっと終盤まで分からないようにしてほしかったかなあ
ミスリードを誘い、難病もの路線で引っ張っていって、ラストにきて「ああ、そういうことだったのか!」と思わせてほしかった

最初こそ笑えるシーンが多々あって、「こういう路線なら楽しめそうだ」と思ってたんですが、終盤になるにつれて変化球ではあるものの普通の難病ものシャレオツ恋愛映画の典型におさまっていってる感じ
それはそれで悪くはないんですが、さらにここで個人的にシリアスな展開の中での真緒の上司のストーカー描写の空気読めないギャグっぽさとか、唐突な子供のピンチシーンとか良いところでちょっと引いちゃう部分がダメでした・・・

そうなるともう個人的な感情部分がどんどん映画から離れていってしまい、最後にはかなり冷めた目で観てましたね
くどいかもしれませんが、ホントに個人的に肌に合わないってだけの作品なんで、ラブコメでしんみりしつつ良かったわあ、というロマンス作品が好きな人ならすっごい楽しめるんじゃないかな

個人的評価:65点
オススメ度:素敵なんじゃないですかね




陽だまりの彼女 予告

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