2013年11月8日金曜日

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語 (2012/日)

監督:宮本幸裕 / 新房昭之
出演:悠木碧 / 斎藤千和 / 水橋かおり / 喜多村英梨 / 野中藍 / 加藤英美里

中学生の少女まどか親や友達と幸せな日々を送っていた
しかし、ある日、不可思議な世界で魔女と魔法少女の命をかけた戦いに遭遇し・・・

おっさんが観る今時の魔法少女アニメ
ってことで、まあ、キモイと言われるの覚悟でいい年ぶっこいた中年がはやり(だよね?)の魔法少女アニメを鑑賞です
熱心なファンの方もたくさんいるでしょうし、あんまり変なことを書くといらん角がたつ気がしないでもないけど、そこは「チッ、このおっさん分かってねえなあ」という広い心でスルーしていただけると幸いです
と、大人は予防線をはって生きていく、勝手をやりつつなるべく責任を回避したい生き物なのです

主人公の中学生、まどかは謎の生物(?)キュゥべえと出会い、現実とは思えない不思議な世界で魔女と魔法少女との戦いの場に遭遇する
友人のさやかと共にまどかはキュゥべえから魔法少女として契約をきりだされる
なんでもひとつ願いを叶える代わりに魔女と命をかけて戦う魔法少女になる気はないか、と
願いを叶えられることは魅力的ながら、命をかけるまでの願いが見つからないゆえに、まどかとさやかは先輩魔法少女マミと行動を共にすることにする
まどかのことだけでなく、一連の不思議な出来事について知っているような謎の転校生少女ほむらと関わりながら、深い悲しみに満ちた現実に翻弄されていく
という感じのお話

魔法少女として大活躍でウェーイ、っていう内容じゃなく、前編だけを観るかぎり「魔法少女とはどういうものか」っていう部分を知っていく物語になってましたね
主人公もここで魔法少女になるのか、と思いきやならないっていうやりとりが何回か繰り返されつつ、じょじょに魔女と魔法少女についての裏側が見えてくる、というダークファンタジーみたいな感じ
後編まで観てないんでなんともいえないけど、たぶん「魔法少女になる(ならない)」という部分を描いた作品なのかな

テレビシリーズは未見ですが、それほど総集編みたいな感じはしなくて、けっこうしっかりつなぎ目は消してあるんじゃないのかな
ただ、尺的にやっぱりというかなんというかちょっと無理が見て取れるのも否めない
特にエピソードというか「これを描きたい」という核となる部分を大事にして作られているため、ストーリーを作り上げることが主になってる印象がしました
主人公に感情移入して作品に没入する、っていうのではなく、完成された世界を「見せられている」という感覚

設定、ビジュアル、キャラクター、どれをとっても個性的でおもしろい・・・と思うと同時に個人的に、あくまで”個人的に”だけど「なんかどっかでみたことあるなあ」と頭のすみで感じる部分があるんですよね
「あ?どこで?いつ?みたんだよ?」と聞かれると答えられないですが・・・ホントに感覚的にそう思えるってことでひとつ
ってなわけで、話も良いところで終わっちゃたし、後編をちゃんと観た上で今やってる新編も鑑賞してみたいですね

個人的評価:75点
オススメ度:なんか妙に存在感のあったまどかの家族は今後からんでくるのかなあ




劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語


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