2013年11月10日日曜日

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 (2013/日)

監督:宮本幸裕 / 新房昭之
出演:悠木碧 / 斎藤千和 / 水橋かおり / 喜多村英梨 / 野中藍 / 加藤英美里 / 阿澄佳奈

同じ中学に通うまどかたち4人の少女は、夜な夜な出没するナイトメアと呼ばれる存在と戦う魔法少女であった
ある日、転校生であり魔法少女であるほむらを仲間に加えるが、彼女は今の日常に違和感をおぼえていた

噂みたいなものは耳に入ってきてはいたけど、なるほどこれは賛否両論ある内容でしたね
最初こそこの新編から入る人向けの、設定だけを流用した番外編というかリブートものかと思ったけど、ちゃんとした続編になってました
続編ということで前後編で描かれた物語の対比としてあるものかどうか分かりませんが、いろんな意味でぶちこわしてくれておもしろかった

学校のそして魔法少女としての先輩マミを中心に、まどか、さやか、杏子たち4人は人を蝕むナイトメアと呼ばれる存在と戦っていた
そこへ転校生として新たな魔法少女ほむらを加えることになる
ほむらはまどかたちと関わっていくうちに、どこかこの現状について違和感をおぼえはじめ、微かな予感と記憶をたよりに調査をはじめる
といった感じではじまります
最初こそ理想的(?)な魔法少女(戦隊)ものっぽい感じで、続編っていうか再構築みたいなのかな、とも思える展開になってましたね

まあ、そこからどういう流れになるか、ってのはネタバレ回避のために詳細はなしに
だけどこれだけは言えるけど、紛れもなくこれまでの話の続編になってます
それも普通に続きとして作られているため、「この映画から観ても大丈夫じゃね?」みたいな気持ちで鑑賞するとまったくついていけないでしょう
というか、これを観る人はたぶんみんなテレビシリーズなり、劇場前後編なりチェックはしてるかな
あと、私みたいに劇場前後編だけ観て、テレビシリーズは未見な人でもちゃんと楽しめます

とにもかくにも途中で訳が分からない部分を抱えつつも、終盤では「なるほど、そういうことね」とちゃんと理解できるような作りはさすが
そこからオチに向けて「あえてそっちにいきますか」という流れは個人的にはアリ、かなと
とりあえずちゃんとした続編でありながら、観るも観ないも、あったことにするもなかったことにするも、受けてしだいってな感じに作られてる印象がしました
この新編を受け入れず、まどかマギカという作品は前回までで完結している、という取り方もじゅうぶんにアリ

個人的には新編は楽しく観られたし受け入れられましたし、あえてこういう作りにしたのもおもしろいと感じた一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:そこまで深く考察せず、描かれてるままに受け取ればそれが答えなんでしょうね




劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 予告

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