2014年11月3日月曜日

美女と野獣 (2014/仏・独)

監督:クリストフ・ガンズ
出演:バンサン・カッセル / レア・セドゥー / アンドレ・デュソリエ / イボンヌ・カッターフェルト

破産した商人が森に隠された城に迷い、そこでバラを盗んだことで代償として命を要求される
それを知った娘のベルは父の代わりに城へ行くと、そこには野獣の姿をした人間がいて・・・

超有名な物語、だけど個人的にしっかりと観たり読んだりしたことがなかったんですよね
そんなわけでちょうどいいや、ってぐあいで鑑賞
元の話を知らないからなんとも言えない部分はあるけど、なんとなく物語を忠実に映像化してるような雰囲気がしました
ハリウッド的な盛りに盛った上で新解釈で味付けまくった作品とは違う印象

丁寧に話をつむいでいる堅実さの反面、どうにも地味で盛り上がりにかける感がある
確かに美しい世界に美しい音楽ではあるんだけど、あまりに心地よすぎるというかなんというか、とりあえずちょっと観てて眠くなります
心地よい音楽を聞いてると自然と眠りに落ちてしまう自分のような性質の人には睡魔との戦いがつらい

それでも話的に粗野な野獣が純粋な少女の心に触れるうちに、真実の愛になんたら・・・みたいな単純すぎない部分は楽しめました
あくまで自身を愛してほしい自分本位な野獣、家族のためと好奇心でいっぱいなだけな美女
そんなふたりがどう引かれ合っていくのか、と簡単にくっつきそうにない様子がおもしろい

だけど、なんかけっきょくよく分からんうちに愛が芽生えてる流れになってて「え?」とならざるえない
それなりに眠気と戦ってちゃんと観てたつもりだけど、どこでふたりの間に愛が生まれたのか
恋愛要素にうとい自分にとってはちょっと理解しがたい部分もありました

個人的評価:70点
オススメ度:丁寧かつ堅実なザ・普通作品




美女と野獣 予告

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