2010年6月11日金曜日

アイアンマン2 (2010/米)

監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニーJr. / グウィネス・パルトロウ / ドン・チードル / サム・ロックウェル / スカーレット・ヨハンソン / ミッキー・ローク / サミュエル・L・ジャクソン / ギャリー・シャンドリング / レスリー・ビブ / ケイト・マーラ / ポール・ベタニー / スタン・リー / ジョン・ファヴロー / ジョン・スラッテリー / クラーク・グレッグ / クリスティアーヌ・アマンプール / ヘレナ・マットソン



自らがアイアンマンだと宣言し、賞賛の声ときらびやかな世界に生きるトニー・スターク
一方、ロシアで貧しく暮らしていたイワンは父の死とトニーの活躍を機に、アーク・リアクターの制作に入るのだった

前作のヒットを受けてさらに予算が増え、とことん派手になった続編
最初はあの1の最後の最後の部分を引き継がないで話は進むのかと思いきや、やっぱりそうでもなかったのがなんとも
でも、2ではもう開き直って本編中からさらに続編を作る気まんまんな描き方をしているんで、そこら辺は潔いといえば潔いかなあ、と

富豪でヒーローのトニーと貧しく底辺の生活をしているイワンの因縁っぽいのを軸に話が進みます
とりあえず今作もトニーさんのはっちゃけっぷりが魅力なわけで、むしろさらに磨きがかかってるわけで、見てる分にはいいけどお近づきにはなりたくないわけで
そんな傍若無人なキャラの魅力と、とにかく派手な演出で終始おしきった感がある「ハリウッドパワー映画」な印象

だって、冷静に考えるとしょうじきストーリーとか前作の方が「まだいくぶん」よかった気がするし、金かけてるなあという感じ以外はそんな突出したものがないような?
「なんか分からないけど、とりあえずすごいね」としか言いようがない
主人公のトニーも2で新たな問題を抱えるわけですが、そこら辺も「なんか分からないけど、力技で解決」しちゃうわけで・・・
いや、まあ、この作品にもっと重厚さを期待するのも野暮でしょうし、無理にそっち方面のシリアス話に特化されてもうまくいかずにコケると思いますが

とにかく1の時にもなんとなく思ったけど、戦いに陰惨さがないんですよね
なんか花火のショーを見てるみたいに無駄に派手に物が壊れたり爆発したりするけど、「人が死んでんねんで」みたいな重い描写がない
それが悪いかと言えばそうでもなく、ここまで割り切って視覚的気持ちよさ重視のバトル演出もいいと思います
あとは、相変わらずのアイアンマン飛行シーンのおちゃめポーズとか、別れた妻とか盛り上がってるバトルの最中にコミカルな演出をはさんでくるのも大好きです

そんなわけで正統進化したようなそうでもないような、後になにも残らないけど楽しいのは間違いない、1が好きなら失望することはないと思う一本でした
ちょっとラストバトルが物足りないのと、しめが1ほどインパクトがないのはアレかもしれませんが

個人的評価:75点
おすすめ度:別れた妻、最強やで




アイアンマン2 予告

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