2010年6月7日月曜日

アイアンマン (2008/米)

監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニーJr. / テレンス・ハワード / ジェフ・ブリッジズ / グウィネス・パルトロウ / ショーン・トーブ / ファラン・タイール / レスリー・ビブ / クラーク・グレッグ / ティム・ギニー / ビル・スミトロヴィッチ






兵器開発会社スターク・インダストリーの若きCEO、トニー・スターク
アフガニスタンを訪れていた彼は、謎の集団の襲撃を受けて心臓を負傷、さらに拉致されてしまうのだった

アイアンマンってカタカナで書くと間抜けだよね
そんなわけで有名作ほど実は観てない法則…まあ、映画館に通うようになった最近はそうでもないですが、マジに過去の有名作品はスルーしてるのが多い
と、じゃっかん中学生の睡眠時間自慢みたいなどうでもいいノリですが気にしたら負け犬

実にハリウッド映画らしいハリウッド映画で、ストーリーはシンプル、演出は派手、ちょいコミカル、ラストはパワープレイでしたね
趣味が合わないという人はいるかもしれませんが、たいがいの人は「つまらない」とは言わないと思います
わりとアイアンマン誕生までを丁寧に描いていて、それでいてメインの軸となるストーリーは極力シンプルにしてあるのがよかったですね
おい、まだアイアンマン出てこないのかよってくらいに登場まで時間がかかりますが、そうイライラするほどでもなく、そこに至るまでの必要なプロセスの末に時間かけて撮ってる感じがするんで、退屈感や間延び感は薄い

後半の展開も「アメリカ万歳ものか」と思うところもあるけど、ヒーローになりたてのアイアンマンのこなれてない戦いっぷりが素敵
鋼鉄(じゃないけど)の体の無骨さと、中の人の愛嬌が合わさってすごい魅力的なヒーローができあがってる感じで
ドラマパートにしろ、バトルパートにしろシンプルながらキチンと中身がつまっていて、映画としてもかなりの完成度になっているかと
そう、最後の最後のアレさえなければ

マジで最後の最後のあのオマケ的な続編におわすカットは蛇足すぎる
個人的にあれがあったってだけで、かなりこの作品の評価が落ちざるえない
なんでここまでいいもの作って、一本の映画作品としてまとめるのを放棄するのよ、と
アイアンマンに詳しい人にしてみれば「おお、ここできたか」なノリかもしれませんが、私みたいな初見にしてみたら「はあ?」としか言いようがない
楽屋落ち、身内ネタ、そんな感じの興味ない話を大作映画のラストでみせられたような意味不明感

あとは、全体的におもしろかったんですが、なんとなく金をかけたTVドラマを観てる感覚がちょっとしましたね
前半の第一話的なアイアンマン誕生編と、第二話的なアイアンマン登場編みたいな
TVシリーズにおける顔見せの第一話と実際の活躍の第二話、そんな雰囲気が観てる最中にちょっとしました
それが何か?と言われればそれまでな小さい気になる点ですが、なんとなく気になったもので

2への準備として観たわけですが、とってもおもしろかったけど残念感もあった、そんな作品でした

個人的評価:70点
オススメ度:死の商人としての現実に気づくの遅すぎだろ




アイアンマン 予告



アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2009-12-02)
売り上げランキング: 113

0 件のコメント: