2010年7月30日金曜日

丹下左膳 百万両の壷 (2004/日)

監督:津田豊滋
出演:豊川悦司 / 和久井映見 / 野村宏伸 / 麻生久美子 / 武井証 / 金田明夫 / 坂本長利 / かつみ・さゆり / 柏原収史 / 山下徹大 / 渡辺篤史 / 荒木しげる / 渡辺裕之 / 堀内正美 / 豊原功補







隻眼、隻腕の浪人、丹下左膳は矢場の用心棒として雇われていた
ある日、子供を引き取ることになったことで、百万両の価値のある壷をめぐる騒動に巻き込まれる

僕らの悦司がコミカルさをウリにした丹下左膳に扮している作品
やっぱり渋い声というか、なんというか、棒読みと紙一重の演技がたまりませんね
そして、このコミカルな丹下左膳が実によく合っててビックリでした
「鳥刺し」とはうってかわって時代劇ドラマはドラマですが、エンターテインメント性重視の現代風の作風
殺陣よりストーリー重視で、スタイリッシュなチャンバラシーンもありますが全体的に軽い印象が強くて物語のオマケていどの存在でした

話的には財政難に悩む柳生の藩主が家に百万両の価値のある壷があると知ったものの、それはすでに婿養子にだした弟にくれてやってしまっていたと分かる
弟も汚い壷など売ってしまえと不要品買い取り業者に渡してしまい、兄弟そろって壷の価値に気づいた時には後の祭り状態で広い江戸の町で壷の捜索がはじまる
で、そこに偶然にも町の矢場で用心棒をしていた左膳が絡んできて、壷をめぐるすれちがいドタバタコメディの様相を見せ始める、と
メインである壷の話の他に細かいサイドストーリーが織り込まれてきて、単純な話だけど単調にはなってません

中盤以降は左膳のだだっ子状態とか、話のうまい絡まり方に退屈はしないんですが、とにかく序盤がひどい
かつみ・さゆりの映画の雰囲気を見事に壊す持ちネタ披露、狙いすぎてて寒気すらおぼえる効果音の使い方、この作品を時代劇という形でくくって観始めるとひどい苦痛を感じるでしょう
そこを乗り切って「そういうノリの映画なんだ」と思えるくらいに慣れてくると、じゃっかん楽しくなってきます
多少のおふざけ時代劇は許せる、という人でもこの序盤の流れはキツイんじゃないでしょうかね

とにかくホントにアクション部分の肝である殺陣はオマケ
終盤に向かって収束していく展開が重すぎず軽すぎず、微妙に人情味あふれてる感じの話が心地よい
物語を進める上での捨て設定や捨てキャラかと思ってたら、最後にきちんとそれなりな精算をしてくれたり、意外にちゃんとした作りになってましたね
まあ、でもぶっちゃけ二時間ドラマ枠でやるような雰囲気は隠し切れてませんけど
ようするになんだ、ほら、かなり微妙な作品だったなってことでひとつ

個人的評価:60点
オススメ度:これがツンデレってやつですか




丹下左膳 百万両の壷 予告



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