2010年7月20日火曜日

ウェス・クレイヴン’s カースド (2005/米)

監督:ウェス・クレイヴン
出演:クリスティナ・リッチ / ジョシュア・ジャクソン / ジェシー・アイゼンバーグ / ジュディ・グリア / ポーシャ・デ・ロッシ / スコット・バイオ / シャノン・エリザベス / マイケル・ローゼンバウム / ランス・ベース / マイア / エリック・ラディン






エリーとジミーのふたり姉弟は夜道を車で走ってる時に、獣と接触、対向車を巻き込んだ事故を起こしてしまう
相手を救出にむかうふたりだったが、そこに巨大な狼のような獣が再び現れ事故相手は死亡、姉弟も怪我を負ってしまうのだった

誰がどう見ても正真正銘B級ホラー
それでも「エルム街の悪夢」とか撮った監督さんだけに自主制作臭みたいな安っぽさがなくて、作品的にあるていど安定感があるので見た目で苦痛を感じることはないかもしれません
意外なほどクソっぽさを感じないです…ええ、ラストのオチを観るまでは

狼人間化してしまう呪いをかけられ、徐々に人間離れしていく自分の体にとまどいながらもちょっと楽しみつつ、姉は仕事と恋愛に、弟は学校と恋愛にいそしむ
ティーンズ向けラブコメってやつがあまり好きじゃないんですが、これはそこを意識しつつ、微妙にひねっている感じがしておもしろい
弟がオタク的な立場ながら学校のかわいこちゃんが気になるけど、ガチムチ系のバイオレンスボーイに「のび太のくせになまいきだぞう」されるお決まり展開
それが分かっていながら、バイオレンスボーイをギャフンと言わせたあとの展開もきちんと描いていいですね
自宅来訪から狼犬あたりの流れのシーンは個人的に楽しくてしかたなかった

で、こんな作品のどこにサスペンスの要素があるかといえば、姉弟の呪いを解くには元凶となった狼人間を殺っちゃう必要があって、しかもそいつは身近にいる誰かだってのがポイント
冒頭に無駄に主人公たち以外の人物描写があるのも納得できます
いちおう「おまえか?→そうでもない」演出とか、「おまえだったのか→でも実は」演出もあるにはあるんですが、ぶっちゃけどうでもいい
いや、楽しいけどね
B級映画な素敵要素的に考えて

個人的に一番テンションが上がったのがラスボス手前のバトル
あの一連の展開はまさにB級神が降り立ったかのようなおもしろさでした
姉弟を襲った犯人が判明→一般人を巻き込んでパニック&バトルという流れの所
弟が無駄に役立たずだったり、死体はぽんぽん飛ぶし、特にこの犯人との決着の付き方がもう最高にアホすぎて爆笑ものでしたね
まあ、こう書いても誰もこの作品は観ないでしょうから言っちゃいますけど、警官隊突入→狼人間隠れる→姉が悪口を言う
という中で狼人間さんがバッとあらわれ、どや顔しつつ中指立てるシーンは忘れられません
しかも普通に警官隊に撃ち殺される姿に敬礼を送らざるえない

そんな素敵な作品なのに、ラスボス戦があまりに普通すぎてひねりもなんにもないのが残念でならない
本当に蛇足ぎみに真相が明かされつつ解決してエンドみたいで、もうひと盛り上がりあるのかと期待してた心がいっきにしぼみます
作品全体の雰囲気的には「スペル」によく似た感じがするんですが、こっちの方が全体的に二段階くらい質が落ちる印象
B級クソ映画としてはけっこう素敵要素が詰まった内容だったかな、という一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:ジッパーより下な弟って…




ウェス・クレイヴン’s カースド  予告



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