2010年8月17日火曜日

リロ&スティッチ (2002/米)

監督:クリス・サンダース / ディーン・デュボア
出演:クリストファー・マイケル・サンダース / デイヴィ・チェイス / ティア・カレル / ヴィング・レームズ / デヴィッド・オグデン・スティアーズ / ケヴィン・マクドナルド / ジェイソン・スコット・リー / ゾーイ・コールドウェル / ケビン・マイケル・リチャードソン / クネワ・ムーク / スーザン・ヘガーティ / エイミー・ヒル






遠い宇宙、ある宇宙人マッドサイエンティストによって作られた破壊の本能のみによって生きるモンスター
そのモンスターが逃亡の果てに行き着いた地球、カウアイ島で少女リロと出会うのだった

「ヒックとドラゴン」が予想以上に楽しめたおっさんとして、では同じ制作陣による「リロ&スティッチ」は楽しめるのか
今日はそんなテーマでお送りしよう
というか、なんで微妙に上から目線なんでしょうかね

結論から言えば、楽しいわあ
そらキャラ的な続編もぽんぽん作られるわ
いや、マジでこれこそ「スティッチかわいいね」ってだけの薄っぺらいご都合主義のかたまりなお子ちゃま映画かと思ってたわけですが、びっくりするくらいにおっさんでも普通に観れます
ギャグのセンスもわりと安全なところを狙うんじゃなくて、けっこうイカした素敵な笑いが素敵です
人形のスクランプの虫の卵とか、轢かれる前はコリーだったとか、思わず普通に「ねーよ!」ってツッコミを入れざるえないギャグの素敵さに惚れます

スティッチも最初は四本腕で登場した時には「え、こんなキャラが人気なのか?」とも思いましたが、犬モードになったとたんに愛らしく見えるから困らない
まあ、でもスティッチの最悪な性格というか本能がいいスパイスになって、単なるキャラ萌えな内容になってないのがおもしろい
かわいい顔して問題児…なんて生やさしいもんじゃないのがいいですね
ただ、ちょっと素早くはい回ってる姿がGっぽくてアレですが

話的にはかなりダイナミックで風呂敷をバンバン広げていくんで楽しめるんですが、どんどん話が進むにつれて「これ風呂敷たためるのか?」という不安が強くなってきます
それでも盛り上がれば全部OKという感じでスピーディに展開していくんですが、まあ、ぶっちゃけかなりパワープレイで乗り切ったよな、って印象のストーリーでしたね
リロとスティッチというW主人公でいくのはいいとして、実際はスティッチメインのドラマなのに微妙にリロのドラマも展開して、結果的にリロサイドの物語が中途半端になってる気がしました
やるんだったらもっとリロの話をきちんと描いてほしかったし、やらないんだったらもっとリロの話を単純化した方がまとまりが出たような

作品の世界観的にはホントによくできてて地に足がついてる作りになってるけど、ちょっとパワープレイぎみなところが鼻につく、そんな作品でした

個人的評価:80点
オススメ度:スティッチに普通にしゃべられるとなんかイヤだ




リロ&スティッチ 予告



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