2010年8月27日金曜日

TEKKEN 鉄拳 (2010/日・米)

監督:ドワイト・H・リトル
出演:ジョン・フー / ケリー・オーヴァートン / ケイリー・ヒロユキ・タガワ / イアン・アンソニー・デイル / ダリン・ドゥーイット・ヘンソン / ルーク・ゴス / ゲイリー・ダニエルズ / カン・リー / ミルセア・モンロー / キャンディス・ヒルブランド / タムリン・トミタ / ジョン・パイパー・ファーガソン / ラティフ・クロウダー / ゲイリー・レイ・スターンズ / マリアン・ザピコ / デヴィッド・ピット / ランドール・リーダー / イ・ヒョンクン / ロジャー・ウエルタ / アントン・カサボフ / キコ・エルスワース / ルイーズ・グリフィス / ルイス・ハーサム / キャシー・シェア・ワトソン / 杉浦太陽


8社の企業により統治された世界、その中でも絶大な力をほこる「TEKKEN」によって権力の祭典たる武術大会が開かれる
そんな中、母から武術をたたきこまれた仁は、スラム街で不自由ながら満足な暮らしをしていたのだったが

なにもしなくてもゲームの実写映画かってだけで死臭が漂うものですが、いやいやどうして、この作品はまさにB級死臭ゲーム原作実写映画でしたね
B級作品を作ってる人に無駄に金を与えて映画を撮らせるとどうなるか、ってのが分かりやすく現れてます
というか、画面にはじめてTEKKENの総帥である平八が出てきた時、「おまえわざとか?分かっててこれ出してんのか?」と制作陣に言わざるえないくらいの衝撃がありましたね
なんとかゲーム版のキャラに似せようとしてるんでしょうが、すべてが気持ちいいほど裏目に出てるんですが
しかも、この平八さんは最後の最後までこの作品の色に合わない、なんともいえない気持ち悪い違和感オーラを発してました

内容的には仁の素性が明らかになりつつ、TEKKENのトップである三島ぶっつぶす、というだけの話
とりあえずアクションに次ぐアクションを展開しつつ、どうでもいいストーリーが語られていきます
その肝心のアクション部分もぶっちゃけ退屈
いや、まあ、すごいアクションをしてるとは思うんですが、まったくすごさが伝わってこないのは才能じゃないんですかね
今しがた観たばっかりですが、とくにこれといったアクションを思い出せないくらい空気っぷりが素敵です
むしろ全体的にみて観賞後になにも残らないエコな作品

かといってクソつまらないか、といったらそうでもなく、最低レベルの鑑賞には堪えられる作りにはなってるので安心です
ただしB級耐性がある人に限る、ですが
まあ、ゲーム版のキャラと実写版のそれを見比べてうんぬんってのが正しい見方なのかもしれません
マーシャル・ロウは画的に似せることがアレなのかもしれませんが、だからといって「おまえ誰だよ」っぷりが甚だしい
レイヴンはかなり似てると思うけど、なんか戦い方が「こんなバトルスタイルだったか?」と
あとはそれなりに似せてるみたいですが、一八がまたいかにも小ものくさい敵役で、個人的にゲームでは一八つかってる身としてはげんなり
ゲーム版も3までしかまともに遊んでませんが

一八のバトルもあまりにも小ものパワーを炸裂しすぎてて、というか手斧はねえだろ、と
あとはあいかわらず日本を馬鹿にしてるとしか思えない片言、コスプレっぷりは「いいかげんネタとしても飽きた」と言わざるえない
鉄拳衆の雑魚どもが剣道スタイルだったのは、わりと斬新…なのか?
外国製のわりには外人の大好きなニンジャーテイストがなかったのは珍しいかもしれません
そんなわけで、久々に「観てもみなくてもどうでもいい」という得られるものが皆無な作品でした

個人的評価:40点
オススメ度:アイアム、テッケン




TEKKEN 鉄拳 予告



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