2010年10月21日木曜日

スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム (2006/スペイン)

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:ハビエル・グティエレス / レオノール・ワトリング / サンチョ・グラシア / マリア・アスケリノ / アントニオ・デチェント / テレレ・パベス / ラモン・バレア / エウラリア・ラモン / アスンシオン・バラゲール / マヌエル・タリャフェ / セサレオ・エステバネス / グラシア・オラヨ / エンリケ・マルティネス / ペネロペ・ベラスコ / アントニオ・デ・ラ・トーレ



ボロ家ながら格安の物件に越してきた夫フアンとその妻と赤ちゃん一家
しかし、その家では夜な夜な赤ちゃんの部屋で何者かの気配がするのだった

Jホラーというとなんかアレですが、スパニッシュホラーとかいうと微妙にかっこいい響きになるのは反則だよね
そんなわけで「フォースがあふれ出る」ことで(個人的に)有名な監督が撮ったわりと本格派なホラー映画
どことなく懐かしいオーソドックスなホラーで、特に新しいところがない…というか、むしろいろんなホラー映画である手法を混ぜ合わせて作ったような「どっかでみたことあるよね」って雰囲気の作品

引っ越したばかりの家で、夜に赤ちゃんのいる部屋から不審な声が響き、夫は赤外線カメラで監視できるモニタ装置を買ってきます
で、夜、夫が見てる前で赤ちゃんのベッドの横に謎の男が現れる
肝は妻は決定的な瞬間であるそれをいつも見逃してしまうってところ
けっきょく一人で大騒ぎする夫は妻から冷たい目で見始められて…って感じに展開して、謎の男は実在するのか、幽霊か、それとも夫の妄想かという流れに
結局はオーソドックスなホラー映画に落ち着くけど、目新しいものがないかわりにひどいポイントも少なくなってます
ホントにそつなくまとめあげた普通のホラー映画

謎の男がアレでナニだよな、ってのはわりと早い段階で想像できますが、それでも最後まで観るとなんか誤魔化されてるような感じがします
謎の男がキチンと姿を見せたとしても、現状はそれで理解できるとして、じゃあ過去のアレはなんだったのさという話に
それ以外にも「意味ありげなおばあちゃんはなに?」とか「ずぶぬれの子供はどうなったの?」とか消化不良も目立ちます
まあ、あたぶん細かいことは気にしちゃいけないってことでしょう

あまり同じ監督の過去作品と比べるのは気が引けるけど、ずいぶんと丸くなっちゃって普通の作品とるようになったんだなあ、と
そんな作品でした

個人的評価:65点
オススメ度:入ったら出る。入らなくても出る




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