2010年10月10日日曜日

サバイバル・オブ・ザ・デッド (2009/米・カナダ)

監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:アラン・ヴァン・スプラング / ケネス・ウェルシュ / キャスリーン・マンロー / デヴォン・ボスティック / リチャード・フィッツパトリック / アシーナ・カーカニス / ステファノ・ディ・マッテオ / ジョリス・ジャースキー / エリック・ウールフ / ジュリアン・リッチングズ / ウェイン・ロブソン / ジョシュ・ピース / ハーディー・T・リンハム




突如として死人がゾンビ化するじたいが起こって4週間
州兵から強盗に成り下がったサージたちは、ゾンビのいないとされる場所プラム島に向かうのだが

みんな大好き「オブ・ザ・デッド」
この「サバイバル~」は前作「ダイアリー~」の正統続編…というか世界観を同じにした別主人公の話になってます
「ダイアリー~」を観てなくても楽しめるかもしれませんが、やっぱり前作の知識があった方がいいかもしれません
序章としての、今までのゾンビ映画としての「ダイアリー~」に対し、今作はこれからのゾンビ映画みたいなものをにおわせてくれる内容になってます
そういった意味で「サバイバル~」を観たあとよくよく考えると、「ダイアリー~」に対するの個人的な評価をじゃっかん上方修正せざるえない

プラム島ではゾンビ化したものは容赦なく処分するべきと考える一派と、ゾンビ化したからといって殺すべきではないと共存の道を考える一派が対立している
ある日、処分派のリーダーが追いつめられ島から追放され、そんな時にサージたちと出会って島に戻るという流れ
すでにゾンビによって世界は終末に向かっているみたいな状況からスタートし、ゾンビはもういてあたりまえな感じになってます
そんなゾンビたちからなんとか生き残る戦いをする…という話ではなく、あくまで人間たちのゾンビに対するスタンスを描く内容
ゾンビがいるのはもう仕方ない、じゃあどうするよ?って感じ

発症、パニック、戦い、逃走、というゾンビもののテンプレ展開の先を描いてるってのが個人的にはよかったですね
まあ、先を描くといっても本当に今後を予感させるようなさわりでしかないですが
それでもひとつの作品としてストーリー重視な内容はおもしろいし、さらに続編があるなら期待がふくらみます
「100年後には治療法が見つかるかも」というセリフを最初はそんなバカなと聞き流していたものの、最後まで観たあとではひっかかる言葉でしたね
産まれ、生き、死に、そしてゾンビになる、そこまでを人の生涯に含めることができるか否か、みたいな

しょうじきすべての意味できちんと解決はしませんが、クライマックスの戦闘もラストのオチもけっこう秀逸
ゾンビもののホラーとして観ると「あれ?」って感じですが、そんなの気にならないほど楽しくなってる自分がいましたね

個人的評価:80点
オススメ度:ゾンビ料理とかどうよ




サバイバル・オブ・ザ・デッド 予告



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