2010年10月17日日曜日

エクスペンダブルズ (2010/米)

監督:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン / ジェイソン・ステイサム / ジェット・リー / ミッキー・ローク / ドルフ・ラングレン / エリック・ロバーツ / スティーブ・オースチン / ランディ・クートゥア / デヴィッド・ザヤス / ゲイリー・ダニエルズ / テリー・クルーズ / ブルース・ウィリス / アーノルド・シュワルツェネッガー





金さえもらえばどんな危険な仕事も引き受ける消耗品部隊「エクスペンダブルズ」
その部隊を率いるバーニーのもとへ、ギャラは最高だけど地獄行きという依頼がくるのだった

豪華キャストで制作されたスタローンこと、我らのスタ公のためのスタ公アクション映画
複雑なストーリーも難解な駆け引きもない、とにかくすべてがパワープレイの昔ながらの派手さ重視のシンプルアクションでしたね
よく言えば安定感のある作り、悪く言えば古くさい感じがする作品


話的には将軍率いる200人の兵士がいる島を解放しようって感じで、まあ、その将軍の背後にも黒幕がいるという昔のアクション映画にありがちなストーリー
そこにヒロインが絡んできて、スタ公がハッスルしつつとりあえず武力にものを言わせて力ずくで敵をやっつける・・・みたいな
最近のアクションの中にも裏に壮大な陰謀劇や、トリッキーなサスペンス要素を含むのが主流の作りに反逆した、みごとなシンプルで懐かしいアクションですね
そのシンプルさが逆に良い方向に作用してて、新しくはないけど現在の技術力であの頃のアクション映画を復刻してくれて嬉しい、という気分にはなります

とにかく派手な銃声、派手な爆発、派手なBGMでガンガン突っ走しります
部隊の面々もそのキャストゆえにみんなヒーローっぽい感じの主人公補正がついていて、端から見ても「普通に負ける姿が思い浮かばない」みたいな安心感があります
豪華キャストが派手に立ち回って敵を倒しまくる、ってだけな感じも否めませんが

とはいえ実際に活躍するのはスタ公とハゲマッチョなジェイソンと、僕らのジェット・リー先生くらい
しかもすべてにおいてスタ公が中心になって、みんながみんな引き立て役として派手に立ち回ることで、なんかスタ公のキレのなさをカバーしてる感が漂います
スタ公のダッシュしてるシーンを観た時に「ああ、オーラがなくなったな」と思わざるえませんでしたね
あとあくまでブルースとアーノルド、ミッキーはゲスト出演にすぎません
ジャングルネタはちょっとおもしろかったけど

最近のめんどくさくて中途半端に複雑なアクションに飽きてきたけど、わざわざ昔の作品を観るのもなあ、と思ってたおっさんには大変満足できる内容ですね
「昔ながらの」ってつければ響きがよくなる、チープな味を楽しみたいんだよって人にはうってつけかもしれません

個人的評価:85点
オススメ度:ジェット・リー先生をチビチビ言うな




エクスペンダブルズ 予告

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