2010年10月25日月曜日

マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002/スペイン)

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:サンチョ・グラシア / アンヘル・デ・アンドレス・ロペス / カルメン・マウラ / エウセビオ・ポンセラ / ルイス・カストロ / マヌエル・タリャフェ / エンリケ・マルティネス / ルチアーノ・フェデリコ / エドゥアルド・ゴメス / テレレ・パベス / ラモン・バレア / セサレオ・エステバネス





少年カルロスは母と祖母と暮らしていた
死んだ父について詳しく語ってくれない母だったが、父のことに詳しい祖父が生きているということを知り、こっそり会いにいくのだが

こてこてのマカロニ・ウエスタンかと思いきや、現代劇だったという
しかも西部劇ショーだったという
最近みた「ベビールーム」の監督と同じですが、こっちはホントに前2作と同じ感じに変な映画ですね
けっこうコメディ色が強いけど、大人のずるさとか身勝手さをうんぬんって感じで、そこにバカな西部かぶれどものドタバタを加えた感じ

やんちゃすぎるクソガキのカルロスが、こっそり祖父が働いている西部劇ショーが見せ物のウエスタン村にたどり着く
そこでショーの登場人物になりきって西部劇かぶれでハッスルしてるバカなおっさんたちと出会い、クソガキ属性ゆえにおっさんたちとうまがあって居着くことになる
ウエスタン村の面々がホントにどうしようもない悪たれっぷりで、社会的に見て最底辺のクス野郎なんですが、ウエスタンって免罪符でなんとなく「アリ」な感じに

本編というか話が本格的に始まるのが後半からで、ちょっと前半は退屈かもしれません
西部劇かぶれたちに現実の波が押し寄せてきて、さてどうするよってところからおもしろくなってきます
おじいちゃんがそんな現実に対する方法を実行にうつすんですが、それがまた観てても「本気かよ」とツッコミをいれざるえない
だけどそんなぶっとんだ行動が楽しいし、その末路として想像できるものがいいスパイスになってていいですね

でも、なんとなく全体的に作りが甘い…というか、ぜったい先のこと考えずにノリで作ってるだろ、と感じるのも確か
「こうやった方がおもしろいだろ」「まとめるにはこうした方がいいかな」って展開が唐突に起こり、そんな予測できない先行きは楽しいけどやっぱり「作り込みが甘い」というのは否定できない気がします
「これとこれを混ぜると意外とうまいんだぜ」みたいな酒場のつまみをミックスしてこさえたC級グルメっぽい作品でした

個人的評価:70点
オススメ度:クソガキがもみまくり




マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 予告



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