2011年3月6日日曜日

ツーリスト (2010/米・仏)

監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:アンジェリーナ・ジョリー / ジョニー・デップ / ポール・ベタニー / ティモシー・ダルトン / スティーヴン・バーコフ / ルーファス・シーウェル / クリスチャン・デ・シーカ / アレッシオ・ボーニ / ジョヴァンニ・グイデッリ / ラウル・ボヴァ / ブルーノ・ウォルコウィッチ





警察の監視を受けている女、エリーズ
謎の男アレクサンダー・ピアーズの指示で、エリーズはベニスに向かいその途中で旅行者のフランクに接触するのだった

冒頭から日常を監視されているエリーズ、そしてキーになるだろう謎の男アレクサンダー・ピアーズの存在がほのめかされ、それに巻き込まれていくフランク・・・
いったい裏でどんなことが起きてるのか?というのを楽しむオーソドックスなサスペンス
まあ、しょうじきサスペンスの質としてはかなり低い、というかオーソドックスすぎるほどにシンプルで古くささすら感じます
気持ちよく騙されたい、という気持ちで観る映画ではないですね

謎の美女エリーズは何者か、ピアーズとは誰なのか、巻き込まれてしまったフランクの運命は、とかそこら辺の騒動を警察と殺し屋をまじえて描くサスペンスパートと、エリーズとフランクがベニスでイチャイチャするロマンスパートに分かれてる内容になってます
かなりあからさまにジョリーさんとデップさんの夢の競演って感じのアピールを、ベニスの美しい情景をバックに甘ったるく展開してるスウィーツ作品と言わざるえない
冴えない男フランクと社交的な美女エリーズのミスマッチ感をユーモラスに描いてるさまを楽しめるか否かで評価が大きく変わると思いますね
出演者目当てでキレイ&カッコイイと言いながら内容は二の次で観れる人には最適かもしれません

そんなサスペンス要素付きロマンス映画ではなく、ロマンス要素付きサスペンスを期待して観るとガッカリ感がハンパないですね
個人的にはサスペンス重視な作品だと思ってただけに、もうなんというか、ね・・・
あとはもっといろんな土地を転々としながら世界の名所をバックにアクションを展開していくと思ってたんですが、実際はそうでもなかったのが残念でしかたありません
サスペンスのオチとしても、序盤で「まあ、たぶんこうなんだろうな」って思ってたまんまの結末だったのにはテンションが下がる
そんなオチを知ってればエリーズとフランクのロマンスっぷりも納得できなくはないけど、それでもエリーズ側の恋心がまったく理解できない私は恋愛初級者なんでしょうね

そんなわけで、オシャレでスウィーツなロマンス映画として恋人とかそんな人とブラリと立ち寄った映画館で、何となくチョイスして観るには最適な作品だと思われます

個人的評価:50点
オススメ度:ツーリストとか旅行者って言えばいいじゃん





ツーリスト 予告

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