2012年1月22日日曜日

劇場版 ブレイク ブレイド 第四章/惨禍ノ地 (2010/日)

監督:アミノテツロ
出演:保志総一朗 / 斎藤千和 / 鳥海浩輔 / 白石涼子 / 花澤香菜 / 井上麻里奈 / 河相智哉 / 白石稔 / ささきのぞみ / 喜多村英梨 / 中井和哉








アテネス連邦のボルキュス将軍率いる部隊の侵攻に対し、クリシュナも各大隊を出兵して本格的な戦がはじまろうとしていた
そんな中、新設された遊撃隊に組み込まれたライガットは新たな隊の仲間とともに訓練にあけくれ、そしていよいよ出撃の日がやってくる

そんなこんなで第四章
いよいよもって大規模な戦争に突入か、みたいな雰囲気ではあるんですがその実はまたもや奇襲というミクロな戦い
各地で戦火が広がっていくマクロな戦い的な戦争というより、名のある将が率いる隊同士の戦って感じがふさわしいかもしれません

新たな隊に所属することになったライガット、くせ者の隊員ジルグも加わって迫るアテネス連邦のボルキュス将軍麾下の隊との戦に挑む、というのが今作の流れ
戦いの描写がメインになっており、前作のラストの中途半端感を払拭する熱い展開になってます
わりと名のあるキャラが次々に戦に巻き込まれていき、同時に敵味方ともにそれぞれのキャラの特徴を描いてますね
けっこう作品じたいの密度も濃くて普通にロボットものとして楽しめます

でも主人公が機体を操る訓練の描写があったのはいいんですが、実戦では運動性能と馬力に物言わせた体当たり戦法がメインとかどうよ?
序盤のジルグとの戦いで評価してもらったディフェンス能力とか、ジルグにできてライガットにできなかったことに対する答え(のきっかけ)とか描かれなかったのは残念かな
しょうじきどんどん敵キャラとジルグの存在感が大きくなっていく中で、本編の主人公は影が薄くなって言ってるような気がしないでもない

この主人公の飄々としたたたずまいもちょっとアレですね
もっと、こう熱くなれよと言いたい
感情のままに突っ走ってくれよ、と
正規の兵とは違う雰囲気を出すのはいいんだけど、もっとホットな方向でいってほしいってのが個人的な好み
しかし戦の描写やらジルグの素敵キャラっぷりとか次作への期待は高まる内容でした

個人的評価:70点
オススメ度:まさかの主人公は見てるだけって展開じゃなかろうな




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