2012年1月24日火曜日

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 (2011/英)

監督:オリヴァー・パーカー
出演:ローワン・アトキンソン / ジリアン・アンダーソン / ドミニク・ウェスト / ロザムンド・パイク / ダニエル・カルーヤ / ピク・セン・リム / リチャード・シフ / 伊川東 / ティム・マキナニー / ウィリアムズ・ベル / スティーヴン・キャンベル・ムーア / イアン・ショウ






スパイ組織MI-7を解雇されたジョニーはチベットの山奥で精神と肉体の鍛錬にいそしんでいた
そんな彼のもとに復帰とともにあるミッションが伝えられる

うん、続編だったなんてまったく知りませんでした
でもまあコメディだし固いことなしでもいけるだろ、ってことで観に行ってきたわけですが…はい、前作を観てなくても普通についていけますね
なんか前作の内容だったようなジョニーが解雇されるにいたった過去ミッションの話があることはありますが、今作を楽しむ分にはまったく気になりません

過去ミッションの失敗のトラウマを抱えてチベットで修練していた元スパイのジョニーに復帰のチャンスがおとずれる
英国と中国の両首相の会談が近づく中、中国首相暗殺計画の手がかりをつかんだMI-7はそれを阻止するためにジョニー・イングリッシュを呼び戻したのだった
と、あえてストーリーを書けばこんな感じなんですが、まあ、よくあるスパイアクションもののパロディ作品なんで、話とかどうでもいい感じで
やる気だけはあるけど勘違いやら空回りで微妙に失敗続きの主人公を観て笑おうじゃないの、という作品ですね
いつまでもどうしてもビーンと比べられがちですが、個人的にはビーン臭さはいっさいないし今作を観てる間はビーンと比べるようなことじたいありませんでした

コメディ要素としてはとにかくベタで分かりやすい
「これからボケますよ~。笑いどころですよ~」と前置きがあってのギャグ、みたいな感じで突発的な笑い尾要素はほぼないんじゃないかな
良く言えば万人に分かりやすい笑い、悪く言えば突き抜けるものがないみたいなコメディ
大笑いを期待してみるとガッカリするけど、自宅のソファでダラダラしながら観る分にはちょうどいい感じ
ようするにわざわざ劇場に足を運ぶ意味がちょっとない気がしないでもない

老練な感じのローワン・アトキンソンがけっこう渋くてかっこよくて、それなのに天然なバカ丸出しのキャラを演じてる、という主人公のキャラがあってこそ楽しめる作品になってますね
この内容で他の役者さんが演じても「くっだらねえ、よくあるコメディだな」としか思えなかったかもしれません
うん、なにげに現状のローワン・アトキンソンは個人的にかなり好みな役者さんですね
そんな感じで、あくまでユルいコメディとして認識した上で主人公のキャラが好みな人はそこそこ楽しめる作品かもしれません
アメリカンなコメディばりにトンデモ展開で大笑いを期待してると「うーん?」となる一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:エネルギーとエレクトロニクスとスパイ




ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 予告

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