2012年5月15日火曜日

幸せの教室 (2011/米)

監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス / ジュリア・ロバーツ / ブライアン・クランストン / セドリック・ジ・エンターテイナー / タラジ・P・ヘンソン / ググ・バサ=ロー / ウィルマー・バルデラマ / パム・グリア / ラミ・マレック / ジョージ・タケイ / グレイス・ガマー / リタ・ウィルソン / ジョン・セダ / リチャード・モントーヤ / マリア・カナルス=バレッラ / ホームズ・オズボーン / デイル・ダイ / ニア・ヴァルダロス





長年つとめてきたスーパーをリストラで解雇された中年男のラリー
再就職先を探すも難しく、学歴をつけようと短大を訪れるのだった

中年大学生がそこで出会った先生の講義を受けているうちに恋になんちゃら・・・ってのをコミカルに描いてる感じの作品
うん、まあ、これといった斬新な設定じゃないけど、そこは実力のあるトムのことだ、なんとか感情をゆさぶる内容に作り上げてるにちがいない
と思って観たら予想外にすっかすかな内容と、ひたすらライトな展開におどろいた
鑑賞後にまったくなにも残らないダメな意味でのライトさですね

中年おっさんの大学生活、もとはスーパーの店員だってんだから社交性だけは抜群で、持ち前のラリーワールドを展開してすぐに学生たちとは仲良くなっていきます
かなりポジティブなおっさん学生ライフストーリーとしてはおもしろいんですが、この作品の芯が個人的にまったく見えてこなくて物足りなかったですね
スピーチクラスの学生たちとの交流、先生との交流、スクーターギャングたちとの交流、お近所さんたちとの交流、バイト先の人たちとの交流・・・いろんなことをちょっとずつ描きすぎてるんじゃないかな、と

ありがちではあるけど、先生とのロマンスを軸にクラスの学生たちとの交流を描くくらいのシンプルな内容でもよかったんじゃなかろうか
あと主人公に明確な目的がないってのも、ね
なにかなさなければならないことに向かって努力して、時には挫折しそうになりながらも前に進む物語ってのをこの映画には期待してたんだけど・・・
単に学生生活を送ってたら先生とつきあうことになりました、ってだけの話になっちゃってる印象
そこになんのドラマもないんですよね

そんな感じでインスタントにハッピーになれる映画ですが、ホントにそれだけ
内容とかなんにもないようにしか思えないし、あとあと思い返してもぜったい記憶に残ってない自信があるそんな一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:スタートレックと醤油ネタはおもしろかった




幸せの教室 予告

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