2012年5月1日火曜日

テルマエ・ロマエ (2012/日)

監督:武内英樹
出演:阿部寛 / 上戸彩 / 北村一輝 / 竹内力 / 宍戸開 / 勝矢 / キムラ緑子 / 笹野高史 / 市村正親 / 外波山文明 / 飯沼慧 / 岩手太郎 / 木下貴夫 / 神戸浩 / 内田春菊 / 松尾諭 / 森下能幸 / 蛭子能収







古代ローマの公衆浴場テルマエの設計技師ルシウス
時代の波に乗り損ねた彼は技師を失職、失意のうちにテルマエで体を休めていると現代日本の銭湯に突如飛ばされ・・・

原作は未読だったんで、予告を観る限り古代ローマ人が現代日本にタイムスリップしてカルチャーショックなコメディみたいなだけの映画かと思ってました
まあ、確かにそんな要素も強くあるんですが、ちゃんと古代ローマパートでも話が進んでいってドラマをなしてるのには驚いた
単なるバカ騒ぎ系のコメディじゃなかったのね
この内容だとたぶん古代ローマの知識があるとさらに楽しめるんじゃないのかな
個人的にそんな知識ないんで断言はできませんが

とりあえずもう日本人が外国人に混じってローマ人を演じ、吹き替え映画さながらな作りになってる点にはつっこまないよ
そんなトコは観る上で最低限の許容範囲として備えてないと楽しめません
序盤の主人公のリアクション芸で大笑いさせておいて、さりげなくローマ的な話を進めていく展開もいいですね
映画版のオリジナルらしいヒロインも最初は邪魔かな、とも思ったけどじょじょに見慣れてくるとこれはこれで

しょうじきこれ観終わったあと、原作でもこんなヒロインがでてくる内容かと思ったんですが違うみたいですね
こういう改変とかするとよく原作好きな人にあれこれ言われそうですが、個人的には作品的にアリだと思います
「ああ、このヒロインが・・・」と先が読めすぎるのは否めないけど、メインはローマ側の話なんでいいんじゃないですかね

わりとひとつの作品として形もなしてるし、続編が作られるとしても無理なくできるんじゃないでしょうか
「クロコダイル・ダンディ」みたいに同じ感じでつまんなく続けるんだったら、この一本で完結させてほしいですが
というわけで、分かっちゃいるけどベタなネタにみんなで観ながら大笑いして、最後にちょっとだけ古代ローマに興味がわかないでもない、そんな一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:下ネタ自重せよ




テルマエ・ロマエ 予告

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