2014年4月12日土曜日

クローズZERO II (2009/日)

監督:三池崇史
出演:小栗旬 / やべきょうすけ / 黒木メイサ / 金子ノブアキ / 三浦春馬 / 高岡蒼甫 / 桐谷健太 / 高橋努 / 鈴之助 / 遠藤要 / 上地雄輔 / 伊崎右典 / 伊崎央登 / 阿部亮平 / 大口兼悟 / 蕨野友也 / 綾野剛 / 大東俊介 / 橋爪遼 / 小柳友 / 阿部進之介 / 波岡一喜 / 深水元基 / 松重豊 / 遠藤憲一 / 岸谷五朗 / 山田孝之

芹沢を倒し鈴蘭の頂点に一番近い男となった源治
しかしタブーであった鳳仙学園とトラブルを起こし、鈴蘭はまとまりきらないままに全面戦争へと突入してしまうのだった

エクスプロード前に復習しておこうシリーズその2、って感じで鑑賞
挑戦者から王者になった立場の違いにうんぬんって感じで、続編としては正統な作り
いちおライバル校である鳳仙との対立っていう図式はあるものの、描いているのは主人公が鈴蘭を背負うことの重さを知る「鈴蘭の内部の話」な印象が強い
ケンカによるアクションシーンが多く、MIIKE監督にしては珍しく一般受けする娯楽に特化した作品に仕上げてますね

過去に鳳仙と問題をおこした男である川西が少年院から出てきて、早々に報復を受ける
それに関わって鳳仙にケンカを売ってしまった源治だけど、実は鈴蘭と鳳仙の間には血塗られた歴史を受けての不戦協定が結ばれていた
鈴蘭を背負う立場にありながら軽率な行動をとってしまった源治、いまだにまとまりきれない校内勢力の中で鳳仙との全面戦争に突入してしまう…と
前作ではなんだかんだで拳が力になってくれてるところが大きかったけど、今作では自分とGPSの仲間たちだけで鈴蘭をまとめていかなくてはいけないのに、なんともそううまくいかないって感じな話

鳳仙の存在が主人公を成長させるためって感じが露骨にするものの、敵キャラもけっこう良い味だしてるヤツが多くてそうマイナスな印象はしません
だけど、一方で前作から引き続きの登場人物の中で、”フラグをたてるためだけに”出てくるようなキャラの描写の薄さがじゃっかん気になる
特にヤクザ組の人たちはホントに捨てキャラが多く、薄っぺらに話に絡んで退場するだけな感じで残念

そんな点がありながらもアクションが多くなり、変なギャグが控えめで主人公周りのキャラにもほどよくスポットがあてられている感じで娯楽的には数段パワーアップしてますね
やっぱりこういう男どもは口より拳を動かしまくってた方が映える
とりあえず細かく気になる点はあるものの、続編としては十分に楽しめた一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:ヒロイン、別にいらなくね?




クローズZERO II 予告




0 件のコメント: