2014年4月12日土曜日

クローズZERO (2007/日)

監督:三池崇史
出演:小栗旬 / やべきょうすけ / 黒木メイサ / 山田孝之 / 塩見三省 / 遠藤憲一 / 岸谷五朗 / 桐谷健太 / 高岡蒼甫 / 渡辺大 / 深水元基 / 高橋努 / 鈴之助 / 遠藤要 / 上地雄輔 / 伊崎央登 / 伊崎右典 / 大東俊介 / 橋爪遼 / 小柳友

腕に自信のある不良どもが集う鈴蘭男子高校
そこに転校してきた源治は頂点をとるべく一番の猛者と噂の芹沢に戦いを挑む

エクスプロードへ向けて復習しようシリーズ
とりあえず原作コミックは未読というにわかっぷりは通常運転ですが
世界のMIIKE作品らしく、ギリギリ許せるか許せないか微妙な点をついてくるギャグセンスが多発するところをのぞけば熱い不良バトルものとして万人受けする作品ですね
そういう意味では良い感じにMIIKE臭が薄くて普通におもしろい娯楽映画

ヤクザな親父への当てつけに鈴蘭の頂点をとろうと転校してきた主人公の源治
そこで出会った頂点に一番近い男の芹沢、そして中学時代の親友の時生
ただひとりの男として最強なだけでなく、鈴蘭の猛者どもに認められる男を目指して源治は仲間を集め始める、と
個人対個人、ただケンカの強さをしめしあう話ではなく、学校を統一する器もみがいて仲間を集める戦国乱世ものっぽいところがそこらのヤンキーものとは異なる楽しさがあります

登場キャラたちも個性的ではあるけど、あまり主張しすぎず必要最小限の出番があるだけであれもこれもなゴチャゴチャした感じがなくて良い感じ
逆に言えば各人の掘り下げがじゅうぶんではないところもあるのは確かで、単に「こいつはそこそこ強いやつだよ」って説明だけなキャラもいて、いざバトルがはじまってもキャラに感情移入しづらいというマイナス要素もなくはない
特に時生と芹沢の間の絆はもうちょっと描かれてもよかった気がしないでもないかな
源治と拳とのエピソードは十分だっただけに、その対比である芹沢と時生の話が物足りない、かな

それでも多くの登場人物がよけいな主張をしすぎず、主人公の源治と芹沢の対立にスポットをあてたシンプルさは熱い展開もあいまって非常におもしろかった
ただ、やっぱりオリジナルストーリーとはいえ、原作を読んでた方がもっと楽しめたんだろうな、と思わざるをえない一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:リンダマンとか一年生3人組とか原作絡みのキャラなのかな




クローズZERO 予告


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