2015年9月13日日曜日

カリフォルニア・ダウン (2015/米)


監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン / カーラ・グギーノ / アレクサンドラ・ダダリオ / ポール・ジアマッティ / ヨアン・グリフィズ / アーチー・パンジャビ / ヒューゴ・ジョンストン=バート / アート・パーキンソン

LAの消防局のレスキュー隊に所属するレイ
救助任務に向かうヘリの中、妻と電話で話ている最中に大地震が発生し・・・

アメリカの大都市が大災害でダウンするとか何度目だよ
そんな大規模な被害の中で家族の愛うんぬんって毎度のことすぎるだろ
という映画の内容に冷めた姿勢で鑑賞してたんですが、意外と普通にディザスターものとしては優等生な作品でした
優等生ゆえに大きなマイナス部分はないけど、これといった抜きんでたものもないのも確かですが

大地震で西海岸全域がダウンでやべーッスという状況の中、主人公のレスキュー隊長レイは本部のあっさり承諾をもらって家族の救助にヘリを飛ばす
で、話が進むうちに崩壊してた家族の絆の理由が明らかになり&絆が再び築かれて、ってな内容ですね
災害描写は迫力あるし、退屈になってくると新たな局面へ話が展開していくのでありがち感の中でも楽しめる

人類、アメリカ国民、街の人たち、複数の家族、という膨らみを排して主人公家族の半径数メートルの距離に話をコンパクトにまとめたのが良い方向にはたらいている
終末的な壮大さやストーリーがバックにあるわけではなく、あくまで主人公が娘を助けるという一点にしぼったことでシンプルな思考で鑑賞できた
派手な崩壊、救出劇の緊張感と大災害における人の無力さという基本部分のおもしろさは十分に備わってます

ザ・ディザスター映画的なのを堪能できる一方で、どうにも「この作品だからこそ」という何かが足りないのがもったいない良くも悪くも普通におもしろい一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:ダニエルのクズっぷりはもっと引っ張ってもよかったかも



カリフォルニア・ダウン 予告

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