2008年11月24日月曜日

見つめる女

監督:パオロ・フランキ
出演:バルボラ・ボブローヴァ / アンドレア・レンツィ / ブリジット・カティヨン / キアラ・ピッキ / マッテオ・ムッソーニ


向かいのアパートに住む男を見つめ続ける女主人公
ふいに男が引っ越した時、その後を追っていくのだが

隣の男に偏執的に執着するスリラーものか、と思ったらそうじゃなかった
とにかく物語はゆるーく進むけど、なんというかこんなのもいいかもと感じるほど
主人公のストーキング行為でじょじょに男の私生活にまでもぐっていくけど、怖さというより悲しさの方が強くでている気がする

ラストのセリフではっきりするけど、主人公はひどく精神的に不安定でストーキング行為などの悪いことを理解しながらも自分で抑制できないっぽい
だけど、不安定さゆえに落ちるところまで落ちることはなく、すれすれで自身を保っている
落ちるトコまで落ちれば楽だろうに、自身をもっと抑制できれば楽だろうに…
その中間でたえず揺れている、これは個人的に面白いと思った

しょうじき人の感情の負の部分を知ってるダメな大人ほど共感できるし、面白いと感じるんじゃなかろうか
話的にはそう盛り上がりもないし、退屈と思う人も多いだろうけど、すごい見終わった後にしみる映画です

個人的評価:70点
オススメ度:個人的には面白いが、見てほしいとはいえない




見つめる女 予告

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