2010年3月9日火曜日

チーム・バチスタの栄光 (2008/日)

監督:中村義洋
出演:竹内結子 / 阿部寛 / 吉川晃司 / 池内博之 / 玉山鉄二 / 井川遥 / 田口浩正 / 田中直樹 / 佐野史郎 / 野際陽子 / 平泉成 / 國村隼 / 山口良一


心臓手術の「バチスタ」を得意とする桐生とチーム・バチスタの面々
しかし立て続けの失敗を機に、第三者である田口に内々の調査が命じられる

この映画の名前は知ってましたが、しょうじき「医療ドラマものだろうなあ」としか思ってませんでした
そしたら、なんかこれミステリーものだっていうんで掌を返して鑑賞
わりとヤング向けなのかカジュアルでライトな雰囲気だったんで、あんまり肩に力を入れずに観れました

不定愁訴外来という要するに患者さんの愚痴を聞くこと専門の医師である田口が、エリートであるチーム・バチスタの面々の話を聞き、実際の手術に立ち会って何か一連の失敗に関係あることがないか調べる、といった出だし
そうこうしてるうちに事故ではなく殺人事件じゃないのか?という流れになってきて、そこにくせ者のお偉い役人である白鳥が調査に加わってくる、と
まあ、とりあえず皆が思うだろうけど、謎のほとんどは途中参加の白鳥が解いていくという感じで、田口さんがあまり活躍してないのはどうなんでしょうかね
いっけん役立たずと思いきや、最後に逆転のリサーチ能力を発揮して白鳥をもギャフンと言わせる超推理を展開する…なんてこともないですし
クセのある主人公を作品的に柔和させる目的で配置された、サポートキャラみたいな扱いの田口さんでしたね

謎解きの部分はほぼ全自動で白鳥がやってくれるんで、観てる側からしてみればいっしょになって推理するとかそういう気分にはなれないのは残念
あとはちょっと映画というよりドラマみたいな作風で、話はおもしろいけど映画としての華やかさはないですね
さらにチーム・バチスタ側のシリアス路線と白鳥のコミカル路線がかみ合ってなくて、じゃっかん違和感をおぼえるところも少々ありました

それ意外ではおおむね楽しめた作品だったんで、ライトなミステリーをのんびりと観る分にはいい感じで
クライマックスも「えー、そんな結末なの?」と思ってたところでもうひと山あるから満足できました
それこそホントにひとつひとつは弱い手札でも合わせれば役になるみたいな見本の作品かもしれません
これはすげえ、っていうレベルじゃないけど観て損した気分にはならない
そんな作品でした

個人的評価:70点
オススメ度:竹内結子と阿部寛の組み合わせは微妙




チーム・バチスタの栄光 予告

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