2010年3月12日金曜日

デビル・ハザード (2009/米)

監督:ジェイソン・コネリー
出演:キューバ・グッディングJr. / レイ・ウィンストン / ロン・パールマン / ヴァレリー・クルス / タリン・マニング / ヘンリー・ロリンズ / フランキー・G / ブランドン・ジェイソン・ロンドン / サラ・アン・モリス / ミア・ミラー / ウェストン・ブレイクスリー


マック率いる7人の一流傭兵チームが集められる
その目的は砂漠にある地下遺跡からある人物を救出することだった

いやあ、こうまで腐臭を隠すことなくどうどうとしてるタイトルは珍しいんじゃないですかね
なんというか背中に「バカです」と書かれた紙を貼られているのを承知で、臆するこなく胸をフォッブス / ステファニー・ジェイコブセン / ビル・モーズリイ / ザック・ウォード / はって歩いてるようなタイトルセンス
「デビル・ハザード」とか、あんまり映画を観ないような人でも「これはB級だな」と分かるくらい鼻にツンときますね
しかもこれ、去年の秋に日本でも劇場公開されてるんだぜ…嘘みたいだろ?
私の通ってる映画館でもかかってたんですが、短期間な上に上映時間枠がへんぴすぎて観にいけなかったんですよね

内容的にはマックたち傭兵部隊とCIAの女の人が、極秘ミッションって感じで砂漠にある地下遺跡にウェスリー博士を捜しにいく、という感じで始まります
遺跡といってもウェスリー博士たちの調査団がそれなりに研究してたことから、内部は地下施設という感じの近代的な作り
そこで聖書を引用して説教してくる明らかに見た目が怪しいおっさんに襲われ、しかも傭兵チームのひとりがおっさんと共に勝手に行方をくらましてしまうんですね
マックさんは行方知れずになった仲間を追ううちに、この遺跡にはかつての調査団がプチ異形化してちょっとやそっとの銃撃にも死なない化け物になってることを知る、と
しょうじき「バイオハザードX」を思い出さずにいられない、そんな雰囲気が漂う作品

そんな素敵な腐臭たっぷりな外観だけでなく、中身もしっかり予想を裏切らないクソっぷりでした
まあ、その…なんていうか、ぶっちゃけ話がよく分からない
もうめんどくさいからネタバレしつつ書いていきますが、地下遺跡の最深部に神の力によって封じられた堕天使がいて、そいつの精神攻撃を受けると堕天使側の化け物になって、そんな堕天使と戦う一族がCIAのお嬢ちゃんで、そんなお嬢ちゃんの目的は話が進むにつれて「実はホントの目的は」→「いや、でもホントのホントの目的は」…と無駄に複雑化してる上になんか破綻してる気がしないでもない
なんか色々と設定を考えたんでしょうが、説明がヘタすぎてまったく伝わってこない
いや、自分の理解力がアレなだけかもしれませんが

そうこうしてるうちに堕天使自ら派手に復活をとげて驚異のVFXで、すさまじいラストバトルが展開することはなく、堕天使の力を自身の体に封じ込めたウェスリーが暴走してマックさんとラストバトル
とはいえ基本は精神攻撃な上に、主人公補正で「これは幻覚だ!」と打ち破るマックさん&破られたとたんによくわかんないけど燃え上がって死ぬウェスリー博士
分からない…本当に分からない…
しかも最後のマックさんのセリフが「俺と堕天使の戦いはこれからだ」みたいな感じで分からない
もうこの映画の全てが分からない

ということで、自分自身のストーリー理解力がどんなものか計りたい人はぜひ観てください
そして意味が分かった人は私に教えてください
お願いします

個人的評価:30点
オススメ度:バイオハザードじゃねえから、これ




デビル・ハザード 予告

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