2010年3月3日水曜日

吸血少女対少女フランケン (2009/日)

監督:友松直之 / 西村喜廣
出演:川村ゆきえ / 斎藤工 / 乙黒えり / 亀谷さやか / ジジ・ぶぅ / 西崎彩 / Erina / 紗代 / しいなえいひ / 津田寛治 / 清水崇


都立東京高校に通う水島樹権(みずしま・じゅごん)は、ある日、クラスでも目立たない少女の有角もなみ(あるかど・―)にバレンタインのチョコを渡される
しかし、もなみは吸血鬼であり樹権に渡したチョコには秘密があるのだった

久しぶりのVSもの
もう、とにかくすがすがしいほどにバカ
バカでスプラッターでびっくりするほど内容がない
それなのに、へんな所でこだわってくれるんで良い意味で並以上のバカB級映画になってます

とりあえずキャラ祭り状態で、登場人物それぞれが素敵バカばかり
厳格な規則第一の教師だけど実はストーカーなおっさん、フェロモン系保険医だけど実はシリアルキラーなお姉さん、ダメダメな教頭だけど実はフレンケンシュタインの後継者でカブキスタイルの男…もう、お腹いっぱいです
さらに劇中で本筋の息抜きのコメディ要素みたいな感じで、リストカット部やガングロ部が寸劇を繰り広げるんですが、まったく意味なくコメディ要素補充のためだけにある各部の話かと思いきや、ちゃんと後で伏線を回収してくれるから困らない

あとはもなみの下僕である用務員のおっさんイゴールもいいですね
あんまり捨てキャラがおらず、わりとあとで伏線を回収してくれるパターンが多いのも楽しい
とくにもなみと樹権のラブラブっぷりが思ってたのと違う方向にむかったのは驚いた
そう言われてみれば劇中でも不自然なところがあったなあ、と
単なるバカ映画にしては珍しく、ちょっとだけ頭を使って作られてる感じ

あとはラスボス、ね
こいつは、もう、この役を引き受けた人はちょっと断る勇気をもった方がいいんじゃないか、と思わざるえないくらいの汚れっぷり
東京タワーに飛んでいくところとか、ラスボスの最終形態とか、観てる分には面白いけど演じてる側からしたらどうなんでしょうか

そんなわけでかなりキてる楽曲センスというか、もうテーマ曲にメロメロになった時点で大満足な作品になりました
例によって強くオススメはできないですが、バカB級好きにはたまらない一本ですね

個人的評価:75点
オススメ度:ヴァイヴァイ




吸血少女対少女フランケン 予告

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