2010年9月10日金曜日

ラブ・アクチュアリー (2003/英・米)

監督:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント / リーアム・ニーソン / エマ・トンプソン / アラン・リックマン / ビル・ナイ / コリン・ファース / ローラ・リニー / マルティン・マカッチョン / キーラ・ナイトレイ / ローワン・アトキンソン / アンドリュー・リンカーン / グレゴール・フィッシャー / ルシア・モニス / ロドリゴ・サントロ / トーマス・サングスター / オリヴィア・オルソン / ハイケ・マカチュ / マーティン・フリーマン / ジョアンナ・ペイジ / キウェテル・イジョフォー / クリス・マーシャル / アブダル・サリス / ビリー・ボブ・ソーントン / シェンナ・ギロリー / イワナ・ミリスビック / ジャニュアリー・ジョーンズ / エリシャ・カスバート / クローディア・シファー / シャノン・エリザベス / デニーズ・リチャーズ


クリスマスを間近にひかえて浮き足立つ世間
そんな中、立場も世代もことなる男女がそれぞれの愛をつむいでいく

ふだんはあまり観ないロマンス作品ですが、そういうものを手に取る時もあるわけで
というか、ロマンスはロマンスでもかなりファンタジーが入っているんで、リアル路線の愛がうんぬんラブラブちゅっちゅな気持ち悪い…じゃなくて、濃厚なロマンスとは違ってライトな作りなのでそっち系がダメな人でも楽しめるかもしれません
けっこうジーンとくるドラマ性もあるから、どこぞの恋人が不治の病にかかってしまってそれでもお前を愛してるなジャップロマンスよりは数段おもしろい

開始からいきなりワーっとそれぞれのキャラのプロローグが慌ただしく展開し、しょうじき序盤はごちゃごちゃしすぎてイマイチのりきれない感じ
このキャラがこうで、とつかめてくる中盤からやっとおもしろくなってきます
個人的には言葉の壁がある作家と家政婦の話が好きでしたが、けっこうなロマンスが同時に展開していくんで、誰かしらどのキャラかのドラマは気に入るかもしれません
よくも悪くもクリスマス映画なので、細かいことを気にせずにそれぞれの愛の形を傍観してあげるのが正しい楽しみ方かな、と

バラバラに展開するドラマとキャラ模様、しかし実は水面下では各個人がつながっていて、最後にきれいに結びつく
という内容なようで、微妙にそうでもないのがなんともいえないところ
人間関係がつながっているといえばそんなところもあるんですが、かなり強引でまとまりがないまとめ方をどうとらえるかで作品の評価が大きく変わってくるかもしれません
「なに、これパワープレイすぎて、ぜんぜんきれいにまとまってないじゃん」という見方も理解でしますし、一方で「クリスマス作品としてのパーティ映画なんだから細かいこと言うのは野暮」という見方も理解できます
個人的には後者で、どれか共感できたり楽しいと思えるキャラとドラマが見つかったならそれでいいのかも、という感じでした
それでもかなりまとまりがないというか、とりあえずの愛の形の寄せ集めを無造作に目の前に置かれた印象はぬぐえませんが

英国首相の米国に対する本音トークはあまりにファンタジーすぎるし、米国に渡った下半身脳野郎の話もアレでしたが、それ以上に素敵な話も用意されているので、ライトないい話を楽しむには十分な一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:すべての愛が実るわけではない現実




ラブ・アクチュアリー 予告



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