2011年5月18日水曜日

デスカッパ (2010/米・日)

監督:原口智生
出演:平田弥里 / ダニエル・アギラール・グティエレス / 北岡龍貴 / 深華 / なべやかん / 星光子 / 庵野秀明 / 樋口真嗣 / 桜井浩子









都会で夢やぶれて帰郷する加奈子
帰って早々、唯一の家族であるおばあちゃんを事故で失い、その遺言である河童様を守る任につくことを誓う

そのタイトルが目に入ろうものなら、みじんのためらいなく次の瞬間には右手に握られているパッケージ
ドキドキする帰り道
ディスクセットする時に感じる一抹の不安と気怠さ
そう、それが「デスカッパ」
「デス」で「カッパ」

そんなわけで、自分の本来の領分であるところのクソB級映画を、ちょっと最近おろそかにしてる感じだったので鑑賞
あまりにも狙いすぎてるような雰囲気があったのでレンタルですましました
どんな内容か疑問を持つ前にタイトル借りした作品だったので、思ってたのとちょっと違う方向性でビックリ
むしろクリビツ
だって、どうせこういうのってエログロで棒なヒロインが血をプッシャーってしながら、微妙なクリーチャーと似非スタイリッシュバトルする内容かと思うじゃない?
でもこの映画はエログロなしで昭和の特撮乱発暗黒期に作られた、ちょっと残念なデキの特撮ものを意識してる作風でした

まあ、予告とか見てないからちょっと意外だったけど、別にすごいおもしろいもんじゃないんで、これ
逆にそんな痛々しいつまらなさが売り…かも?
ババアの遺言通りに河童様を守ることを誓ったヒロインの前にマジもんの河童が姿を現し、仲良く共存生活が始まる
そこへ悪の組織がちょっかいだしてきて…っていう流れ
内容的にいくつかのパートに別れていて、河童様との「共存編」、敵の組織が暗躍する「VS悪の組織編」、そしてたぶん本編の「怪獣ファイト編」があります
ある意味で話がぶっとびまくって楽しいんですが、ひとつひとつのエピソードが無駄に長くてダルくてテンポが悪い
しかし、それを楽しむのが正しいスタイルなんでしょう

それでも「っぽい」ところが気にならんでもない
昭和の低質特撮ものっぽい作り、その「っぽい」部分が鼻につくんですよね
なんかきもちノリきれない部分があるのが残念
今みたら当時はこんなバカなことやってたよな、という天然さがおもしろいのであって、それを模倣したものは劣化コピー以下にしかならんわけで
うん、ま、そんなことはどうでもいいクソB級映画なんで、それでいいじゃない

個人的評価:40点
オススメ度:ヒロインの歌にじゃっかん中毒性がある




デスカッパ 予告



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