2011年5月29日日曜日

[リミット] (2010/スペイン)

監督:ロドリゴ・コルテス
出演:ライアン・レイノルズ / ロバート・パターソン / ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス / スティーブン・トボロウスキー / サマンサ・マシス / イヴァナ・ミーノ / ワーナー・ローリン / エリック・パラディーノ







目が覚めると暗闇の中、猿ぐつわをされ両手を縛られている
なんとかライターの火で辺りを照らしてみると、そこは人間ひとり分のスペースしかない棺のような場所だった

なにげに好きなジャンルな限定空間もの
こういう作品はけっきょくはアイディア勝負になってくるので、どれだけ「おお」とうならせてくれるか期待しながら観れるからいいですね
この映画の限定空間っぷりはけっこう極まってて、もうずっと棺桶の中という「おまえ思い切りすぎだろ」としか言えない
とりあえずこの作品の出だしとオチは「ある意味で」感心せざるえない

内容はまあ、閉じこめられちゃったよどうしよう…というだけ
アイテムとしてライターと携帯電話(他人のアラビア語仕様)が初期で入手できて、この2つを主に使ってピンチを乗り切っていこうぜ、という感じ
というか携帯電話を駆使して、思いつく限りのところに電話をかけていく話といってもいい
しょうじき「電話かける→思い通りにいかない→ブチ切れ」の繰り返しという印象しかない気がしないでもない
途中途中でしょうもないハプニングがありつつ、主人公のキレっぷりを堪能できます

犯人を含めていろんな人と話をしていくんですが、そうそう信じてもらえなかったり裏切られたりと一方的にやられるだけ
ピンチの中でも相手と心理戦を演じたり、誰が信じられて誰が信じられないかという駆け引き要素は皆無というのが残念
「フォーンブース」を思い出さざる得ないですが、ぶっちゃけ「劣化」という称号を頭につけるのが適当な作品です

それでも観てる側が何も分からない状況から、主人公のおかれた立場と設定を理解できるように話を進めていく課程は丁寧に描かれていていいですね
あとはすべてが終わった時、流れを理解した上で時間軸を思い出しつつ話を頭で追っていくと「あの時、あっちではああなってて、だからこっちでは…」と推理できる余地もあります
で、この映画の最大のみどころは出だしとオチ
この出だしは「ちょっとやりすぎだろ」と思うくらいアレ
ふだんはあんまり大音量で映画を観ないんで、まんまと「ん?あれ?」と罠にはまってしまいましたね
そしてオチ…これは、うーん、もうちょっと読みにくく演出しとけばもっとインパクトがあったかも
衝撃的といえば衝撃的だけど、そこまでグッとくるものがないのは主人公に感情移入できなかったからかもしれません

そんなわけで、アイディアがいきた傑作とは言えないけど、そうつまらなくもない凡作的なポジションのこの作品、暇でしょうがない時に観るのにちょうどいいかもしれません

個人的評価:65点
オススメ度:すべて台本通り





[リミット] 予告



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