2011年10月12日水曜日

ザ・グリード (1998/米)

監督:スティーヴン・ソマーズ
出演:トリート・ウィリアムズ / ファムケ・ヤンセン / アンソニー・ヒールド / ケヴィン・J・オコナー / ウェス・ステューディ / デリック・オコナー / ジェイソン・フレミング / ウナ・デーモン / クリフ・カーティス / クリフトン・パウエル / トレバー・ゴダード / ジャイモン・ハンスゥ / クリント・カーティス







洋上のあるポイントを目指し、金を払えばなんでも運ぶ船長フィネガンが顧客である武装集団をのせて小型艇をはしらせていた
一方、超豪華客船では謎の物体の急接近を感知、そして接触により強靱な船体が大きく揺れる

前から手元にあったけど観てなかった作品シリーズ
というわけで、テレビでも放送されることも多い(?)B級外洋モンスターパニックアクションの決定盤のこの作品、こんなにも自分好みなのになぜ今まで観なかったのか不思議でならない
まあ、積みDVDタワーの下層に埋もれてただけなんですがね
とりあえず10人観たらほぼ全員がB級映画と認めるだろうザ・B級映画

超豪華客船でおこる海中からの謎の接近ブツ&衝撃、そして主人公であるフィネガンがはしらせる小型艇では怪しげな武装集団がのっている
序盤は客船サイドとフィネガンサイドで物語が別に進み、ふたつの話が交差した時から本番という感じのB級映画のくせにシャレた手法をとってる内容ですね
とりあえず作品的に「すっげー」と思う点はそうないけど、演技、美術、演出の安定感はかなりのもので、どっしりと腰をすえてるB級界の横綱と呼んでもいいような言い過ぎなような映画、という印象

とりあえずツッコミどころが多すぎて、もう「そういうもんなんだ」とわりきった方が精神衛生上いいですね
そういう細かいところが気になってしかたがない、って人にはちょっとツライかもしれません
海賊が運び屋の船をやとって獲物を襲ったり、海水で満たされたせまい通路内で人がいるのに手榴弾(みたいなの)を爆発させるし、もう「その場が盛り上がればすべてOK」なノリがすべてを支配してます
色々と破綻してる展開なのに不思議な安定感があり、じょじょに観てる方も細かいツッコミどころなんかどうでもよくなってくる
この頭が悪い展開がいいんだよ、と思えてしまう納得のB級映画

そんなわけで、ホントにB級映画の教科書みたいな作品で、バカバカしいけど楽しくておもしろい、観てて苦痛にならないという点はすごいな、と思えた一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:このオチはありきたりだけど、続きがみたくなるわあ




ザ・グリード 予告



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