2011年10月30日日曜日

ミッション:8ミニッツ (2011/米)

監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール / ミシェル・モナハン / ヴェラ・ファーミガ / ジェフリー・ライト / マイケル・アーデン / キャス・アンヴァー / ラッセル・ピーターズ / スーザン・ベイン







空軍のスティーヴンス大尉は目覚めると見知らぬ女性と列車の中にいた
大尉はなぜか別人になってそこに存在し、そして列車は大爆発をおこすのだった

とりあえず「映画通ほどダマされる」とかやめませんか
そう言われたら「ラストがそれまでの流れとは違った側面に転がる」という意外性を身構えて観ちゃうじゃない
しかも「そこまで言うからには…」ってハードルもかなり高くなるし
で、そのラストが散々だったら目も当てられなくなる
この作品はじゃっかん「あー、やっちゃったな」感が漂ってました

爆弾テロの手口と犯人を探るために、過去の爆破事件の最後の8分間を追体験するプログラムに利用される主人公
何度も最後の8分間を繰り返す中で、はたして真相を突き止めることができるのか、みたいな作品ですね
同じ時間を繰り返しながらちょっとずつヒントを集め、時には挫折や脱線しながら事件の真相に迫る…というほど緻密なサスペンスでもない
あまり内容についてあれこれ書くと楽しみにしてる人に悪いので言葉を選ぶけど、けっこう拍子抜けするくらいあるていどは簡単に話が進みます
そして、すべてが分かってる現状で言うなら、もっとサスペンス部分に力を入れてくれたらうれしかったかな、と

事件の謎、主人公とその周囲の人物の謎、そこら辺をいろいろと勘ぐりながら観るのが楽しい作品ですが、個人的にはやはりラストへ向けてのクライマックスの流れが一番おもしろかった
「ほう、そういうラストにもっていきますか」という感じ
ちょっと濁した書き方をすると、ラスト直前の展開に色々な意味で感情が揺さぶられましたね
「ダマされる」とはちょっと違う気がするけど、これはこれでちょっと意外な展開だったわあ、って感じ
と、ここまで観てきた個人的評価はホントにかなり高かった

でも、最後の最後で損してると言わざるえない
いやあ、さすがにこのラストは蛇足だろ
ラスト直前でとどめておいて、あとは匂わす感じで終わってくれた方がありがちだけど個人的にはよかったんじゃないかな
そういった感じで全体的にみると「あとちょっとだけ何か物足りなくて、ほんのちょっとだけ余計なものが入ってる」みたいな印象
サスペンスの部分をもうちょいしっかり描いて、ラストをもっとすっきり描いてくれたらもっとおもしろかったかもしれません
あくまで個人的な好み、と言っちゃえばそれまでですが

個人的評価:85点
オススメ度:人は最後の8分間でなにができるのか、ってか




ミッション:8ミニッツ 予告

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