2011年10月23日日曜日

カウボーイ&エイリアン (2011/米)

監督:ジョン・ファヴロー
出演:ダニエル・クレイグ / ハリソン・フォード / オリヴィア・ワイルド / サム・ロックウェル / アダム・ビーチ / ポール・ダノ / ノア・リンガー / アビゲイル・スペンサー / バック・テイラー / クランシー・ブラウン / クリス・ブラウニング / アナ・デ・ラ・レゲラ / キース・キャラダイン / ブレンダン・ウェイン / トビー・ハス / ウォルトン・ゴギンズ / デヴィッド・オハラ / フリオ・セサール・セディージョ





西部開拓時代、荒野で目覚めたひとりの男は記憶を失っており、左腕には鉄の腕輪がはまっていた
とりあえず町までやってきた男はそこで謎の飛行物体の襲撃を受け…

もしも西部劇のシチュエーションでエイリアンとのバトルをやったら~、という企画もの映画
ええ、はい、この映画はホントにそんなカウボーイとエイリアンのバトルを描きたかっただけの内容になってます
しょうじき言って、敵がエイリアンという以外のウリはいっさいありません
本気で作ったB級エンタテインメント作品と思ってただけに、けっこう悪い意味で期待を裏切られましたね

記憶をなくした男が持つ、唯一エイリアンと対抗できる武器「左腕の鉄の腕輪」
町を襲い、人々を連れ去っていくエイリアンを追って、立場や人種を越えた人々が共闘して敵の拠点を目指す…ああ、なんてうすっぺらいストーリーなんでしょうね
どきどきもわくわくもビックリもどっきりもない、平坦でオーソドックスな展開になんとも退屈感がつのります
ただ、雰囲気はホントにいい
西部の野郎どものいちいちかっこいい姿に惚れるほど西部劇ものとしての魅力はある
このまま普通に西部劇ものとして描いてくれた方が楽しめたんじゃないのか、と思うほど

とりあえずこの作品においてカウボーイとエイリアンを組み合わせた利点が感じられない
西部劇ものとすれば「別に敵がエイリアンである必要性がない」
エイリアンものとすれば「別に西部開拓時代である必要性がない」
そして、記憶をなくした主人公と腕輪のエピソードもオチが非常にしょぼい
「失った記憶って、おまえそのていどかよ」と、主人公の正体が分かってもいまいち盛り上がるものがないんですよね
あと敵のエイリアンの目的もじゃっかんなんだかなあ、な感じ
全体的になんともはじけきれてない感が強いですね

とりあえずアパッチが出てきたあたりからのダメな意味での「うわあ…」感は逆に観る価値があるんじゃないか、と思ったりそうでもなかったりな一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:古くさくて分かりやすい演出が逆に萎える




カウボーイ&エイリアン 予告

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