2011年10月18日火曜日

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー (2011/米)

監督:ジョー・ジョンストン
出演:クリス・エヴァンス / トミー・リー・ジョーンズ / ヒューゴ・ウィーヴィング / ヘイリー・アトウェル / セバスチャン・スタン / ドミニク・クーパー / トビー・ジョーンズ / スタンリー・トゥッチ / ニール・マクドノー / デレク・ルーク / ケネス・チョイ / リチャード・アーミテージ / JJ・フィールド / ブルーノ・リッチ / サミュエル・L・ジャクソン






背が低く、肉体的にも貧弱なスティーブンは、なんとか国のためになりたいと軍へ入隊しようとするがことごとく身体的理由から拒否され続ける
5度の挑戦もむなしく軍へ入ることができない彼にある計画の候補生として兵士になるチャンスが与えられ…

スーパーMARVEL大戦な「アベンジャーズ」に向けての布石作品シリーズ(?)な映画ですね
思ったよりマンガチックで、なんとなく「重そうな」雰囲気のする画面とは裏腹にかなり軽い内容になってます
よくあるヒーローもののワンマンアーミー展開ではなく、キャプテンとして部隊を率いた戦いをする点は楽しめました
けど、それ以外の部分がどうにも物足りなさバリバリで総じて微妙な感じになってる、かな

虚弱な彼がむっきむきに大変身して正義の心で悪を討つ、ひじょうにシンプルで分かりやすい「アメリカやっほい」な内容
スティーブンがキャプテン・アメリカになるまで、そしてヒドラ党と本格的に戦い始めるまでの流れはホントによくできてる
スティーブン→キャプテン・アメリカ→真キャプテン・アメリカというワンクッションある流れはちょっとおもしろい
かなりテンポもいいし、予告であるようにキャプテンがガンガン活躍するまで退屈することなく、スムーズに話が進みます

でも捕虜救出、ヒドラ党とキャプテンとの戦いが本格的になってくる展開になった途端に流れがおかしくなってる気がする
スピーディなテンポ、キャプテンのかっこいいアクション、うん、ボーッと観てる分には「なんかすごい」感はするんだけど、あまりにテンポよすぎてダイジェスト展開すぎる
さすがにクライマックスにもなるとじゃっかんテンポが落ちてじっくり描いてる気もするけど、それでも流れが速すぎてじゃっかんダイジェストっぽい印象がしましたね
けしてつまらなくはないんだけど、ボリボリとむさぼってたポップコーンがいつのまにか食べ終わっちゃって、それでいてなんかお腹が物足りない…分かりづらいかもしれないけど、そんな感じ

あまりにキャプテンが無敵すぎて、これといったピンチがないからライバルであるおっちゃんが小者すぎるようにみえてしかたない
ヒドラ党がなんか終始劣勢で、すごい科学力を持ってるのにアメリカを追い込むようなこともなく、あっさりキャプテンたちの部隊にやられっぱなし状態ってどうなんスかね
ラスボスもなんかキャプテンを絶体絶命に追い込むことなく自滅するし、ラストもラストで「アベンジャーズ」につなげることしか考えてないし…
なんというか、もっと一本の映画として描いてみようぜ、と言いたくなる

最後の最後で「アベンジャーズ」の予告もってくるのもいいけど、ホントに期待していいのかなあ
そこにつなげるまでの作品をこんな風に作られたんじゃ、しょうじきあんまりわくわく感がわいてこないんだよね
「2012年、夏か!よっしゃ!待ってるぜ!!」と素直にテンションが上がらない一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:いろいろとあっさり死にすぎだろ…




キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー 予告


0 件のコメント: