2012年7月15日日曜日

バットマン ビギンズ (2005/米)

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール / マイケル・ケイン / リーアム・ニーソン / モーガン・フリーマン / ゲイリー・オールドマン / 渡辺謙 / ケイティ・ホームズ / キリアン・マーフィ / トム・ウィルキンソン / ルトガー・ハウアー / マーク・ブーン・ジュニア / コリン・マクファーレン / ラリー・ホールデン / ライナス・ローチ / サラ・スチュワート / ジェラルド・マーフィ / ガス・ルイス / エマ・ロックハート / レイド・セルベッジア / トム・ウー / ルーシー・ラッセル / ジョン・フー




刑務所生活をしていたブルース・ウェインのもとにひとりの男が誘い話をもってくる
その言葉通りに山頂の館を訪れた彼は、そこで悪に対抗する鍛錬をつみはじめ…

ダークナイト・ライジングの前に新生バットマンを観ておこうシリーズ
はい、いつものにわかっぷりの通り、シュワちゃんの出ない方の劇場版バットマンは実は未見だったりします
噂で雰囲気は知ってましたが、大人向け…というか青年向けなバットマンさんの映画ですね
ビギンズというタイトルの通り、バットマンをその誕生から描いた1から再スタートの新生バットマンでした
全体的に暗くて重い印象が強く、画面的にはにぎやかだけど悪く言えばちょい地味な感じは否めない

これを言うとなんかファンに怒られそうだけど、しょうじき序盤の見知らぬ男に言われた通りに花を摘んで吹雪きそうな中を山頂に向かい、そこで忍者修行する主人公って超展開すぎないか?
この鍛錬パートだけ作品全体の流れを見てもひどく浮いてる気がしないでもない
そっから先のバットマン誕生までの流れは丁寧にじっくり描かれていて世界観もよかっただけに、みょうに個人的にこの序盤が引っかかって仕方ない

アイアンマンの御曹司と違って、なんか色々と悩んだ末に自分の中で悟った思想をもとに悪人でも殺さずに対処する戦いはおもしろい
まあ、殺さないけど助けないって変な逃げ道つくってるのだけはアレだったけど
基本的にすごいおもしろくて、けっこう尺が長いわりに集中して観れたんですが、なんというかもうひとつ物足りない気がしましたね
その要因のひとつは敵側のキャラがインパクトないってのもあって、怪人まではいかないけどもうちょっと存在感的にプレッシャーのある敵がいてもよかったかな
あとはノリがけっこう一本調子な感じがして、クライマックスでも盛り上がってるのかそうでもないのかイマイチ気分的な高揚が弱かった気がします

とはいえ主人公周りの脇役もみんな良い味だしていて、作品としてはしっかり作られてる感じで楽しませてもらった一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:いたちごっこの末のヒールの強大化という流れはいいね




バットマン ビギンズ 予告


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