2012年7月17日火曜日

リンカーン弁護士 (2011/米)

監督:ブラッド・ファーマン
出演:マシュー・マコノヒー / マリサ・トメイ / ライアン・フィリップ / ジョシュ・ルーカス / ジョン・レグイザモ / マイケル・ペーニャ / フランシス・フィッシャー / ボブ・ガントン / ブライアン・クランストン / ウィリアム・H・メイシー / トレイス・アドキン / ローレンス・メイソン / ミカエラ・コンリン / マルガリータ・レヴィエヴァ / ペル・ジェーム / シェー・ウィガム / キャサリン・メーニッヒ / マイケル・パレ / マッケンジー・アラジェム





狡猾な手段を用いるラフな弁護士ミック
ある日、彼のところに金持ちの男から傷害事件の弁護をたのまれ・・・

そのタイトルといい、ポスターといいなんとなく陰謀系のお堅い法廷サスペンスを想像してたんですが、もうしょっぱなからそのイメージは崩れます
ルパン的というかカウボーイ・ビバップ的というかみょうにお洒落なOPが始まったかと思ったら、やっけに軽い主人公の登場
イメージとしてはアイアンマンの御曹司みたいな感じの主人公が、あるていど汚い手段を使っても被告人を弁護していくお話でしたね

どうってことない案件かと思ってたら、次々に裏側が見え隠れし始めて真実が露わになっていき、主人公のダーティ弁護士が頭脳戦をいろいろとしかけていく
見所はやっぱり真相はけっこう早い段階で分かるんですが、主人公の立場的にどうにもできないもどかしさを描いているのがいいですね
もちろん検察側とのバトルもあり、主人公の過去のいきさつもあり、家族との関係うんぬんもあり、けっこうもりだくさんで凝縮された内容になってます

そんな凝縮された内容ゆえに、やっぱりなんとも詰め込みすぎ感は否めない
人の生き死にやらなんやらを含め、全体的に重厚さが足りない気がします
ぶっちゃけTVドラマとしてシリーズ化したものを映画として再編集したかのような箇条書きみたいな印象がある

それでも主人公のキャラは十分に魅力的だし、「これで終わりか」と思ってたらもうちょい続きがあって、さらに「うん、これで終わりだね」と想ってたらもうちょい続きがあるサービス精神はいい
ねがわくば、やっぱりTVドラマとしてもうちょいじっくり描いてくれたら嬉しいかなあ
ほら、日本人って警察ものとか司法ものドラマって大好きな人種じゃない?
けっこう受けると思うんだけど・・・と感じた一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:続編も制作中だそうで楽しみですなあ



リンカーン弁護士 予告

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