2012年7月13日金曜日

ホーボー・ウィズ・ショットガン (2011/米)

監督:ジェイソン・アイズナー
出演:ルトガー・ハウアー / グレゴリー・スミス / モリー・ダンズワース / ブライアン・ダウニー / ニック・ベイトマン / ロブ・ウェルズ








クズどもの町に流れ着いた老放浪者
暴力とクスリで町を仕切るドレイクたちに正義の心をゆさぶられ、とうとうある女を助けるのだが…

「マチェーテ」に続いて映画本編をホントに作っちゃったフェイク予告シリーズ
まあ、なんだ、とりあえずフェイク予告だけで終わらせておいた方がよかったんじゃねえの、と誰もが思うでしょうね
しょうじきこの作品単体だけで作られたものだったら観なかったかもしれん
作ってる方もちょっとフェイク予告ありきって部分を意識しすぎてるような感じがしないでもないかも

内容的には流れ者がすさんだ町に怒りが有頂天になって、ヒロインを助けたことにより町を牛耳ってるボス&一味に目をつけられて正義の戦い勃発みたいなありふれたお話
とにもかくにも主人公のおっちゃんの魅力があんまりうまく描けてないのが痛い
完全に敵側にインパクトを根こそぎ持って行かれていて、終盤にはヒロインにすら存在感を食われるしまつ
「そこが観たいんだよ」って部分がホントにはしょられてる感じで、こういっちゃなんだけど個人的に主人公を演じる中の人のやる気もないような印象をうける

序盤でグダグダせずに、とっととショットガンを主人公に持たせて悪人とのバトルをメインにしてほしかったわあ
劇中でショットガンをくわえ目出し帽で悪人の前に現れた主人公には震えるものがあり、もっともっとそんなキレたおっちゃんのキャラとショットガンを使ったバカアクションが観たかった
地獄の使者が登場した時に「きたか!」と気分が盛り上がりもするけど、けっきょくなんか微妙な扱いで不完全燃焼

と、これを鑑賞後、ちょっと休憩してから書いてるんですが、今、マジで「あれ?これどんなラストだったっけ?」と思ったわ
クライマックスはどうみてもヒロインの方が目立ってたし、全体的に「グラインドハウスのフェイク予告から出た企画もの映画なんだから、こんなもんでいいでしょ」みたいなテキトー感がにじみ出てる一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:もうフェイク予告はこりごりだ




ホーボー・ウィズ・ショットガン 予告


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